見出し画像

「マーケット感覚を身につけよう」を読む(その13)

こんにちは、士業開業準備中のZeroと申します。開業へと背中を押してくれた書籍の中からマーケティングを勉強した本をご紹介しています。前回に引き続き、ちきりんさんの「マーケット感覚を身につけよう(ダイヤモンド社)」を取り上げます(13回目)。


マーケット感覚を身につける方法として、著者は5つの方法を提示します。
①プライシング能力を身につける
②インセンティブシステムを理解する
③市場に評価される方法を学ぶ
④失敗と成功の関係を理解する
⑤市場性の高い環境に身を置く

本日は、「④失敗と成功の関係を理解する」についての気づきを書きたいと思います。

失敗経験のない人を評価しない

「日本では失敗した人は評価されないが、シリコンバレーでは失敗に寛容である」と言われることがありますが、著者はシリコンバレーは失敗に寛容ではなく「失敗しない人をそもそも評価しない」とします。
「失敗した経験が無い」イコール「これまでの人生において、チェレンジしてきていない」、つまり
・できる範囲のことしかやってこなかった
・高い目標を掲げたことが無い人
とみなされるからです。

また、「成功するのに必要な学びを得ていない」ともみなされます。できるとわかっていることにばかり時間を費やさずに、大きな目標にチャレンジしてそこから学びを得た人を高く評価する社会なのです。

例えば、我々はいきなり自転車に乗れたわけではありません。転んでけがをしながら少しづつコツをつかみ自転車に乗れるようになるように、失敗は成功するための過程に過ぎないのです。

学びに必要なふたつのステップ

著者は、学びにはふたつのステップがあり、まずは「学校(組織)で学び」、次にそれを活かして「市場で学ぶ」ことが大事だと説明します。
では、最初のステップの「学校(組織)で学ぶ」ことについて説明します。

学校(組織)で学ぶとは

学校や会社の学びのことです。学校では先生に、会社では上司や先輩から学ぶことです。
しかし、この学校(組織)での学びは、必ずしも市場化する社会の変化に追いついているとは限りません。どうしても「受け身」にならざるを得ない部分があるのは否定できません。
ですので、自分が何を学ぶべきかを自分で判断し取捨選択するには市場に出ていくしかないのです。
中には、延々と学びを繰り返す人がいますが、これではいつまでたっても成果を出すことはできません。

本日はここまでに致します。ここまでお読みいただきありがとうございました。次回は「④失敗と成功の関係を理解する」についての続きを書きたいと思います。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?