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「小さな会社☆儲けのルール」を読む(その10)~「弱者の客層戦略」

こんにちは、士業開業準備中のZeroと申します。今日から開業へと背中を押してくれた書籍の中からマーケティングを勉強した本をご紹介します。今日も、ランチェスター経営で有名な竹田洋一先生の「小さな会社☆儲けのルール(フォレスト出版)」の「弱者の客層戦略」を取り上げたいと思います。


「自分に合う客層」を考える

本書では、自分に「合う」客層を見つけることの重要性を強調しています。「合う」とは、気が合う、自分のパーソナリティと合う、といったようにフィーリング的なもののほか、背格好などの見た目も重要な要素となります。

例えば、パリッとしたスーツを着て、横文字を連発しつつも理路整然として話し方がスマートな方は、大企業が合っています。
他方で、見た目は人並み、話しは朴訥でカミカミで・・・であっても誠実な人柄をアピールできれば、苦労を重ねてきた中小企業の社長とマッチするかもしれません。

重要なのは、自分に合った客層をみつけることです。自分には合わない客層と仕事をすると背伸びして疲れてしまいます。

自分の好き嫌いや外見、性格は意外と重要な要素ではないでしょうか。

パソコン教室の事例

本書では成功事例として実在のパソコン教室を挙げています。
パソコン教室の客層とは、一般的には「スキルを身につけたいビジネスパーソンや学生」を想像するのではないでしょうか。
しかし、成功事例の会社は「人との触れ合いを求めるシニア層」をターゲットにして成功し、その結果生徒数1000人以上を誇るまで成長しました。

おそらく、この会社の社長にとって、スキルさえ身につければすぐ卒業してしまうビジネスパーソンよりも、出会いや自分の居場所づくりを求めるシニア層との触れ合いに喜びを感じる方なのでしょう。

少子高齢化が進む中で、癒しの場を求める高齢者向けサービスの成功事例として大変興味深いですね。

本日はここまでに致します。次回は「⑤弱者の営業戦略」について書きたいと思います。

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