これは使うのか?~事務指定講習備忘録(0回目 資料紹介編)
はじめまして
はじめまして、2025年春に社労士・行政書士開業予定のZeroと申します。
X(旧Twitter)ではBananahorse名で投稿していますが、開業ゼロ年度(準備中)なのでnoteではZeroと名乗ります。
少しだけ自己紹介させてください。
現在、会社勤めの53歳です。一度転職したもののずっとサラリーマン生活で独立開業は興味はあるもののとても自分には無理だと腰が引けていました。
5年前に中小企業診断士に合格し、会社に勤めながらとはいえ独立開業した士業の方々とお付き合いする機会が多々あり、好きなことを仕事にしている人は輝いてとてもうらやましく感じていました。
せっかく資格を取ったものの活かしきれていない、ただの資格ホルダーで終わってしまうのかと悶々とする日々を送ってきましたが、最終コーナーに差し掛かった人生を悔いなく全うしようと決意し、サラリーマン人生から大きく舵を切ることにしました。
私は中小企業診断士の他に、未登録ですが社会保険労務士と行政書士試験合格者でもあり、開業後は社労士と行政書士をメインに活動しようと考えていますので、開業準備ブログもこれらについての情報提供をメインとなる予定です。
事務指定講習とは?
私は令和3年に社労士試験に合格しましたが、2年以上の実務経験が無いため資格要件を満たせず試験合格者のままです。事務指定講習は、受講修了者に「2年以上の実務経験」と同等以上の経験を有するものと認められ、社会保険労務士法登録をすることができる制度です。
事務指定講習については、実務に役立つ・立たないの議論があるようですが、私のように実務経験皆無で、しかも総務人事部への異動や社労士事務所への転職がままならない者には大変ありがたい制度です。講習では、社会保険関連の手続きや労働保険手続きだけでなく、実務で直面するケーススタディや問題解決のためのアプローチ方法も学ぶことができます。
資料が届いた
1月26日に、やや大きめな段ボールに資料一式が届きました。
内容は、
・通信指導課程について(案内)
・事務指定講習テキスト
・様式記載例
・事務指定講習課題書
・事務指定講習様式集
・封筒、宛名ラベル等
これらは、実際に事務指定講習の課題をこなすための資料です。
この他に、社会保険労務ハンドブック、社会保険労務士六法、社会保険労務士手帳といった補助的な資料も含まれています。中でも社会保険労務士六法はかなり厚みがあり存在感がすごいですがこれを本当に使うのか少々疑問です。
それでは、テキスト類の紹介です。
事務指定講習テキスト
テキスト類の中では一番分厚い本です。内容は、社労士試験の基本テキストのような、法律・制度の説明がメインですが、法律(労基法、健康保険法等)ごとに分節されているのではなく、会社内部の事務を想定した、例えば「会社設立等に伴う事務の事務」といったような事務内容ごとにまとめた構成になっています。ほとんど文字で構成されており、図表イラストはほとんどありませんのでとっつきにくさを感じます。
事務指定講習課題書
事務所の設置から廃止、従業員の採用から退職に至るまで、社労士が携わる手続きに関して事例をベースに26個の課題が用意されています。
事例1~12が適用編、事例13~26が給付偏の構成で、会社や従業員の情報をもとに各事例の設問に従って書類を作成します。
おそらく、この課題書とにらめっこしながら書類を作成することになると思います。
事務指定講習様式集
各種手続きに関する書類の原紙が収められており、一枚ずつ切り離せるようになっています。様式集から必要に応じて書類を切り離し、必要事項を記入します。
事務指定講習様式記載例
書類作成の参考事例が、様式毎に収められています。厚労省などが発行するパンフレットに掲載されている書類記入例を集めたイメージです。
以上がテキスト類の紹介です。課題書と様式例を行き来しながら、書類を作成していますが、一番分厚いテキストがわかりづらく、社労士試験時代のテキストを引っ張り出して必死に記憶を呼び戻しています。次回からは、各書類作成についての感想をメインに発信します。
しかし、この分厚い社労士六法などはいつ使うのでしょうか・・・
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