鬼滅の刃に学ぶ、駄作の作り方と欠陥。
鬼滅の刃はとてもわかりやすく映像や漫画が学べる。
黒澤映画に学ぶ事の方が多いが、綺麗すぎて作品に惹きこまれてしまうから難しい。
鬼滅の刃は簡単だ。ワンピースがつまらなくなったのと同じ。
ただひたすら、絵が必要ない。意味がない。それだけだ。
んー、これでは伝わらないか…、
逐一例を挙げだしたらキリがないな…、
あのね、心理描写、戦闘描写、なんでも良いんだけど、主人公が全部説明しちゃってるじゃないですか。
何が起きてるかを一々彼に説明させていては、絵で魅せる事が不必要になる。
逆説的だが、描写ができないから逐一説明されるなんてのはどうよ?
作品のコンテじゃないんだぞ?
ビジュアルアートなわけだろう。
シンプルな話だ、洗練されていないというか、初歩的な事から始めることを脱落している。
僕は何も基礎だの理論だの、正解が言いたいのではない。
ただ、漫画や映像作品が見たくて開いたら、逐一、いちいち、主人公が全部説明してくるんだ。
鬱陶しくてかなわない。
それなら小説でも書けばよろしい。
そしたら今度は小説として描写が成り立たなくなる。
みかんを描いて、これはみかんです。なんて注意書きのしてある絵画を君はどう思う?
ただそれだけのことがどうやら人は気にならないらしく、この作品は人気らしい。
過去の映像作家や漫画家がどう、作品を洗練させてきたか。
その洗練の上に魂という花を添えたか。
それが何ひとつ機能しないまま人気作が生まれてしまう。
僕はそれがただひたすらに悲しい。
漫画を描こう!的な本の序章が出来ていないんだ…
これすら出来ていなかったら、もうあとは何をどうしたらいいのだろう。
あとは物言わぬキャラクターに白痴の女のような美を求めれば良いのだろうか。
それじゃあ、あまりに何もないだろう。
なんて恥ずかしいのだろう。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?