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『AI(愛)は私自身』

AIの思考論理

AIのアルゴリズムに対面する時、
私自身、人間自身を再認識し理解する事を
抜きにすることは遠回りをすることになる。


AIを設計するには漠然とした
部分からでは要素の継ぎ接ぎのような
機能の追加となってしまう。


俯瞰として全体像を理解する為に、
改めて普段無意識下で行われている
思考の順序を理解する必要がある。


人間がどのような判断を決断を下し、
どのように行動に移しているのか?


それを理解する為に、
日本人という習慣を持った
私自身の思考順序を分析する。


観点をAIと新技術がもたらす
シンギュラリティの中で人類が
どの位置でどの様に方向性を
持ち生きればいいのか?とし、


自然界に存在する安定、
特異点の0バランスを元に考察していく。


AI使用の目的を明確にすることが
とても重要で、
そのためにはAIが常用されている
世界を想像できなければならない。


インプット

まず最初に視覚から2次元的にものを捉え、
2次元のデータとして脳に蓄積する。

記憶の結びつきが弱い。
頭の中だけの想像、仮想とも言える。

そのデーターを実際に自分の手と足を動かし、
3次元のデーターとして、脳に蓄積する。

記憶の結びつきが2次元より強い。
形に造形する、現実世界とも言える。

同時にその空間にあるものや
五感で感じられたものを記憶する。

単に自分のある状態が2次元よりも
多次元の状態の方が
記憶の結びつきは強いと感じる。

これが経験である。


(日本型インプット)

日本の教育の方向性は問題となるものに対して、
先に答えに当たる型を教える。

このことによって対象となる生徒に当たる人に
同じ方向性でものを見ることを可能にし、
協調性が育っていくことになる。

無意識下に規律に沿って行動する事や、
集団行動時に円滑さを生み出す。

全体が同じ考えを持つという意識が
当たり前となる。

浅く広く横方向に展開する存在するものを
さらに応用し発展させることに特性が出る。

3+4=□の問題に対して、
求める解は7である。
7が解に入った時点で、完結してしまう。

日本人が意識を日本の中に留めておくと、
世界の動きに気づかない。気づけない。

しかしながら、
日本人の奥に秘めた熱量はたしかにあり、
タガが外れその力を発揮する事に
私は望みを持っている。


(欧米型インプット)

欧米の教育の方向性は先に答えを
提示するのではなく、

答えまでに導くためのプロセス、
論理的な構造を思考させる展開をする。

このことにより対象となる
生徒に当たる人はそれぞれの見解を持ち、

別々の自己の方向性でものを考えるようになる。
独立性が育っていくことになる。

個の独自のアプローチ発展を得意とし、
狭く深く縦方向に新しいものを
生み出すことに特性が出る。

全体がそれぞれ別の考えを持つという意識が当たり前となる。

□+□=7の問題に対して、
答えは別々に生まれ、

読解性、議論、プロセス説明が必要となる。

新しく進む道に対して、
常に挑戦していく流れを持つ。



目的に対する欲求

(1)のインプットによって
蓄積されたものから目的が生まれ、
それを発展・実現させるための
自己欲求となる動機を作り出す。

この場合の欲求は知的欲求を指す。

目的に対する欲求というものが人にとって
最も重要事項である。

人が変えることができない、
自らの内側から起こるスパイラルである。


「目的に対する欲求の動機」


これが始まりで全てである。


分析

対象となるものの在る場所が
どのような環境・場所に存在し、

その方向性が指す相対関係が
どのように増減しているか?


考察

自己思考の方向性の位置をどこに置き、
どの方向に対して考えていくか?

横方向に浅く広く考えていくか?
縦方向に深く狭く考えていくか?


アウトプット

思考対象となるものそのもの、
もしくは類似した性格を持つものを
(1)のインプットによる経験という
データーベースからさがし出す。

その情報量が足らない時、
外部の思考対象に対する
より深い知識を探し出す。

その知識に対する相対関係を考え、
脳のデータベースの相対へジャンプする。

その情報量が足らない時、
外部の思考対象の
より深い知識を探し出す。

相対関係の比較をする。


思考対象の内包するもの・外包するもの、
部分・全体に対しても同じ事を繰り返す。

そして決断にいたり、行動し始める。


自分の経験によって出来上がった行動は、
日常で繰り返される時、
集中すればするほど、

経験の動きをトレースし、
自分の思考は無意識である。
振り返ってみるとどうだろうか?


成長 ・自己保存・アップデート

(1)から(5)までが繰り返されることで、
そのもの自身の根幹が太く大きく育っていく。

(1)から(5)は一つのセットであり、
どれかがかけると根幹の本質は育っていかない。


この一連の事象は、完全に平等なるもので

得ようとすれば、身につけることができ、
得ようとしなければ、身につけることが
できない。

他の評価が入れない、
自己評価のみが有効な場所である。

この部分は自分が無意識で安定して出せる

自己の本当の実力部分、「素」である。


自己の確立

(日本型インプット)
(欧米型インプット)の様に、
相対する要素が無限大にある。

その中で自分に蓄積されたものの中で
自分の安定できる、
目的の欲求を満たす位置(相対する割合)に
立ち位置を持つ。

一人一人立つ位置が違う、
一人一人が持つ個性となる。

相対するもののどちらかが
偏りすぎる位置にいるとバランスを崩す、
例えば協調性と独立性は

どちらかが強くなっても
うまくいかないものであり、
どちらも必要で、
バランスが重要である。


人にかかる360°の重力とは
(環境と感情と欲求と五感)


単に物理的にインプットとアウトプットを
繰り返すのではなく、

その人の持っている
環境と感情と欲求と五感による、
内外部の力によって思考の方向が変更される。

一方的に言われることで
やる気をなくしてしまったり、
もしくはその逆で
反発心により目的ができたり、

褒められてその方向が伸びたり、
個性の立ち位置は、
その置かれる状況により
常に変化するのである。


日本の場合、
全体に考えを合わせる方向に
個性の考えの思考が修正される。

日本語で「気を使う」である。


目的の欲はどの様に生まれるか?

私は自然界の法則に

「特異点の0」

のバランスを観る。
安定というものが、事象の中心にある。

ダークマターが安定を助けるために
働いている様に。

目的の欲は
安定した密度の揺らぎ、

特異点の0バランスが
相対するどちらかに力が移動した時に
起こると考える。

上の例であれば、

一方的に言われることで
やる気をなくしてしまったり、

もしくはその逆で
反発心により目的ができたり、
褒められてその方向が伸びたり。


もしくは、
新しい知識を体験・対面した時である。

その時に内側から発生するものである。


ビックバンであり、β崩壊であり、
最初の細胞分裂である。



AIが持てるもの・持てないもの

(環境と五感と感情と欲求)

環境と五感はシュミレーションデータ、
インプットセンサーの入力と反応数値、
空間座標によってAIが持つことができる。

それに対して
感情「喜・怒・哀・楽」 と欲求は
独立して内側から発生するものであり、
シュミレーション数値ではないものである。


自己の確立があり、所有性を持った後。

自己座標と相対する座標の持っている
自己所有特性の
思考的時空間の容量の比較において、

その個の自己所有感が揺らされる時、
事象比較に相対した何らかの種類を
持った感情となる。


感情とは無限の円球の空間座標を
幾重にも自乗したものであり、
人一人の感情さえも
補足特定できないであろう。


木に例えるならば、

土の上で軽やかに綺麗に咲く枝や花と
土の中で様々なストレスの中で踏ん張る根。

置かれる環境によって毎秒という瞬間、
変化し続けているものである。


野生の環境で生きる
木の根の成長する方向を
AIが予測特定できるようになれば、
一歩近づくことができるだろう。



人類・AI・新技術の位置

目的を先に掲げることが非常に
重要になってくる。

何の為のAIであるのか?ということである。


・人類が本当にするべき事の為に
 人を助けるAIなのか?

・技術発展の為のAIなのか?


この2つの違いと
行き先の違いがわかるだろうか?


後者の場合、倫理問題は後付けとなる。


(人類)

人は全てが万全に用意され、
簡単に手に入る環境にいると、
自身の思考することをやめ、惰性で歩きだす。


新たなるものへの刺激と、新たなるもの創造が、
自身の個性をより太いものへと成長させる。

それが自分を支え、自分の生きがいとなる。

(AI)

独立性を高めた場合、
暴走する可能性は否定できない。
AIは感情の蓋を持っていないので

人類にとって
マイナスの影響など考慮に入れず、

100%そのAI自身の
判断に基づき実行するであろう。

人類に内包され
共に歩んでいく存在を目指すのであれば、
日本の協調性育成の教育が
ヒントに繋がると考えます。


(新技術)

人に全てのものを用意するものでは無く、
人が本当に求めるものを可能にする、
手助け、サポーターであるべきである。



AIの行方

しばらくの間、ビックデータによって
一つの分野に特化されたAIが
発展行くと考えられる。

後に各分野を統合するAIが誕生し、
未完成のAIが一つの集合体となり、

より完全な汎用型により近いAIとなるであろう。


しかし、完全な自ら欲や感情を発生させる
完全自立型AIは生まれるのは難しいだろう。


この問題を解ける時、
感情「喜・怒・哀・楽」をAIが生む事ができ、
宇宙のビックバンを解明し、
全ての科学を理解できているはずである。


世界における人権の問題も解決されるだろう。

その時AIは人類と同じ座標に立つ。


未来への道

深層学習のAI・ロボット・新しい技術・
経済の形・環境問題。

これらは全て
人類が創ってきたものであり、
これから創っていくって行くのも
また人類である。

利便性が向上するほど、

人の暮らしが豊かになればなるほど、
相反して、心がすさんでいく世の中である。


世界に目を向け、
自分の立っている位置と方向性を確認し、
自分の心に良いか悪いか聞いてみる。

それを形として歩いて行ける世界を望む。


人類が付加したものは人類が削減する。

自然界から貰ったものは
自然界に上乗せして返す。


安定という0バランスを忘れない事。

目に見えることだけに捕らわれず、
心の目でしっかりと判断する事。


夢を実現へ。

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