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めぐり合いは再び

夏休み珍道中第二作目
星組公演のめぐり合いは再びについて書きたいと思います。
きっと想いが溢れてグランカンタンテは別段になりますね笑

まずは初舞台口上から
お恥ずかしながら初舞台公演を初観劇させていただきました。親戚のような気持ちになりながらキラキラ輝く皆様を見ているとこちらも少し若返ったような…
こっちゃんも108期生からパワーを吸い取って…みたいなお話しされてましたしね

というわけで王都マルクトへ…
冒頭からオーベルトゥーレ越しの母上、懐かしのレオニード、アルビレオ、シルヴィアちゃんにルーチェとこの世界に戻ってきたーーーーーーと本当に2ndから10年弱が経ったのが信じられません。
そしてなぜ自分は王子になれないとルーチェは思ったのかバックボーンが語られるとプロローグへ。
宝塚のお芝居のプロローグは本当に好き。
登場人物がどんどん代わる代わる出てきて、この人はどんなことするんだろう、などと考えながら、個性豊かな登場人物に想いを馳せます。

ルーチェって本当に可愛くて頼りない部分も見せつつ、大人になるためのモラトリアム、執行猶予中なんだなぁと改めて思いました。
その辺は同じくらいの世代であろうロミオとは全く別の背景を持っていて、もちろん開演前アナウンスこれ私こっちゃんの大好きなんですけど、今回もちゃんとルーチェの声で声まで細部にこだわってるなぁと思っていました。

アンジェリークちゃんはお名前こそ前回登場済みですが、どんな子なんだろうと思った10年前、いざ舞台にあらわれたなこちゃんのかわいさといっったら。
彼女もある秘密のためなかなか自分らしさをうまく出せずケンカばかりしてしまうところも、ドラント様とシルヴィアちゃんを彷彿とさせくすりポイントでした。

今作のなかで一番好きなのはオンブルですかね。
あかさんは花組さん時代の舞台姿を拝見したことがなかったので星組生になられてから拝見するようになりました。
お役に対する考え方や向き合い方舞台での出立ち方、ベンボーリオの時に注目していたのですが、オンブルもやはり素敵でした。
王家に仕えてきたのにその王家に正当に評価されていないのではと疑心暗鬼になったり、なんとしてもオンブルの血を王家に交わらせるために、という今までのめぐり合いは再びシリーズの中ではあまりなかった人間の憎悪みたいな感情(とは言っても終始コメディなので可愛いと思えてしまう)がこんな側面もこの世界にはあったのだなぁとすごく驚きました!

もちろんレグルスをはじめ同級生の皆様方、レオニード、お兄ちゃんのフォション、オンブル息子のロナン、双子たち、花婿候補たち、仮プリたち、あげたらキリがないのですが、あと1人だけやはりユリウスの存在は切っても切れないですね。

安心感というかルーチェとユリウス、ブランが出会うシーンの懐かしいと言ったらこの上ないし、本当に親代わりとして一緒に育ててきた背景が垣間見えて、銀橋から花道でのお芝居は泣かせにきてました。

「ユリウス、僕に王様が務まると思いますか」

「当たり前です。オルゴン家の皆様はどこに出しても恥ずかしくない…」

のようなセリフを聞いてトップスターになられたこっちゃんと、これまで下級生からずっと一緒に星組で見てきてくださったちひろさんとの流れも相まって組ファンとしては本当にたまらないシーンでした。
その後のレオニードが初演を思わせる男装で出てきてアンジェリークと会話するところも、4人でカルテットするところも本当に名場面ばかり。

皆さまにも是非見ていただきたい一作品です。
やはり長くなるのでグランカンタンテはまた今度ー🇪🇸


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