客
YouTubeで好きになった芸人が出ていて定期圏内にもあるので最近たまに行くようになったあの劇場のことをなかなか好きになれない。
なんであんなに客層が良くないんだろう。それとも若手の箱ってあんなもんなんだろうか。舞台が明転して板付きしてる推しが見えた瞬間に騒ぐ客、何のタイミングでもないタイミングに区切るように拍手をする客、芸人さんの言葉をそこそこ大きめの声で繰り返す客、さすがに勘弁してほしい。このあいだ特に酷い客がいて、あまりの酷さにその横に座っていたお客さんがライブ開始7分くらいで帰っていった。可哀想すぎる。
あんな迷惑客はさ……劇場側がどうにかしないと駄目なんじゃないの……舞台上の芸人さんすら「何事?」みたいな顔してその客のほうに視線やってたよ……まあまあ客いたのに感想ツイート少なかったよ……客ひどすぎて内容覚えてねえもんな……
いつぞやの企画で「あなたにとって劇場とは?」みたいな質問に色んな芸人さんが答えていくというものがあり、そこでヒコさんが「共犯できるところ」と答えていたのが好きだった。客なんかただ座って笑って見てるだけなのに、603の帰り道は確かに何か秘密を共有した高揚感があった。
客や劇場について何か思う度にヒコさんの「共犯できるところ」を思い出す。まあ劇場に慣れていないと自分の発する/発さない何かしらが他人(客や演者)に何か影響を及ぼすという発想に至らないというのはわからんでもないけども。だから若手の箱ってたぶんあんなもんなんだろう、と割り切るのがいいんだろう。
来月どうしよ。3組とも好きなんだけどな。バッシュでやってくんねえかな。
この時期。M-1の動画を見て気になった芸人さんを見に行くのが楽しく、M-1が終わって解散していく芸人さんを見に行くのが寂しい。今年は寂しいのほうが少し大きい。ラストライブがあるだけマシなのかもなとここ最近たくさん流れてくる解散ツイートを読んでいると思う。
結構好きだったから解散するまでに1回は見に行こうと思って予約したライブがどうやらラストライブらしいと前日に知り、妙にそわそわしながら会社を早退してライブに向かった。
これまでの漫才も全部おもしろかったし、最後の漫才ももちろんおもしろかった。案外いつも通りに漫才をやっているなと思っていたら最後の最後で泣いていて、それを袖にいる芸人さんたちが爆笑しながら迎えているのも良かった。企画も楽しかった。めちゃくちゃいいライブだった。
結構好きだったつもりでいたけど自分のツイートを検索したらほとんど引っかからなかった。最後だけおもしろかったと言うのも気が引けて、結局Twitterサークルで『もう見れないの寂しいなあ』と呟くのみに止めた。
目当てで行くことも全然あったのにな。2000万パワーズにも行ってたのにな。ちゃんと感想をこまめに書いてたらまだ続いてたコンビとかあるんだろうか。結構前、〇〇さんがラストライブで「こんなときだけ」って配信のカメラに向かって吐き捨てていたのをなんか思い出してしまう。当然そう思うだろうし。
でも昨日客席を見ながら「たくさん入ってますねえ〜 これがねえ…もうちょっと散ってくれてたらねえ…」ってニヤニヤしながら言ってたのはなんか普通に笑っちゃったな。違いが何かと言われたらムズいな……キャラか……?
感想こまめに呟いたほうがいいってこういうときには思うのにいざ呟くとなるとサーチ避けしちゃうの良くないよねえ と思いながらも私たぶんトンツカタンでさえトンツカタンとフルで名前を出すのは単独のときくらい(ライブ名に入ってる)だなあ こんなに大好きなのに よくないねえ 試したことない13200円の抹茶の香水を買おうとしてるくらい好きなんだけどなあ
サンタモニカおもろいねえと思って調べたら結構年下でびっくりした。お笑いを好きになりたてはみんな年上だったのに、今や新たに好きになる芸人さんは大抵年下になってきている。若くておもしろくて偉いです。私はちょっとライブ界隈に長く居すぎな気がしてる。まだまだいるけど。
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