映画感想『哀れなるものたち』
原題「POOR THINGS」
原作は1992年に出版だそうだがまさに“今”がタイミングの完成度高き現代の逸話。
こういうアート系の作品は理解されにくい部分はあるがこの物語は“女性そのものの歴史”と言ってイイのだろう。
或る経緯から成人女性の姿で赤ん坊の脳を組み込まれ物凄い速さで世の中を学習し知識を得ていくベラ。
先入観を持たない彼女は、何にも束縛されずに行動する。
その過程で成熟していく女性の生(性)と男権主義や格差社会の現実を見せつける展開は見事。
大胆な性描写