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映画感想2024

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2024年1月の記事一覧

映画感想『哀れなるものたち』

原題「POOR THINGS」 原作は1992年に出版だそうだがまさに“今”がタイミングの完成度高き現代の逸話。 こういうアート系の作品は理解されにくい部分はあるがこの物語は“女性そのものの歴史”と言ってイイのだろう。 或る経緯から成人女性の姿で赤ん坊の脳を組み込まれ物凄い速さで世の中を学習し知識を得ていくベラ。 先入観を持たない彼女は、何にも束縛されずに行動する。 その過程で成熟していく女性の生(性)と男権主義や格差社会の現実を見せつける展開は見事。 大胆な性描写

映画感想『ゴールデンカムイ』

『金カム』の遣り放題な超クセ強キャラが実写ではどうなるのか?と思ってたが予想以上にキャラ再現してて嬉しくなっちゃったン♡ 玉木宏の鶴見中尉は言う事無し子だが期待してた柳俊太郎の双子二階堂も裏切らなかったわ。 あと勝矢の牛山ね!画面効果もあって勝矢本人より、より大きく見える。 アシㇼパちゃんのブサイク顔も頑張った!ww 相当キャスティング練ったんじゃないかな? でも最高に期待なのはまだほぼ出てないが井浦新のアチャ(ウィルク)だな、今後楽しみ! それと、もちろんCGだけど

映画感想『カラオケ行こ!』

大好物大好物大好物大大大好物!! 原作未読ながら原作漫画買っちまうレベルで楽しめたゼィ! 歳の差ブロマンス、最高じゃないか! その設定の中に“住む世界の違う人間を知る事での認識の広がり”と“思春期の複雑な心境や成長”&“人間の本質は生業では図れない事“を描いてる。 まぁ視点変えたら或る意味援助交際的な?ww それも若頭が中坊に助けてもらうとか・・・ハハハッ。 その絶妙な関係性がオモロイね! 意外に凝ってるカメラワークも好き。 橋本じゅんの登場がボケてるのとかめ

映画感想『アクアマン/失われた王国』

原題「AQUAMAN AND THE LOST KINGDOM」 海洋汚染の見せ方に胸が痛くなった前作、そして今作は止まらない地球温暖化がテーマ。 やはり人間が招いた愚かな事実は人類が手を携えて解決しなければならないという強いメッセージ性を感じた。 戦争なんてしてる場合じゃないんだけどね。 武器で殺し合わなくてもこのまま放っておけばいずれ地球(上の生物)は滅亡するかもしれないから限りあるどんな命も大切にした方がイイに決まってる・・・そんな事を思わせる内容だった。 次世代

映画感想『コンクリート・ユートピア』

原題「韓 콘크리트 유토피아/英 CONCRETE UTOPIA」 未曾有の大災害に襲われたソウル、唯一倒壊しなかったマンションで繰り広げられる“極限状態スリラー”。 生き残りを賭けた人間の心理…自衛と排斥、秩序とカオス。 狂気に駆り立てられた人間によりタイトルとは裏腹にディストピアと化す“取り残された”マンション。 優位に立った人間の醸し出す不穏さに気持ちがどよめきながらもやはり各シーンを自分に置き換えて観てしまう【他人事ではない感】がある。 ここまで災害が多発すると

映画感想『エクスペンダブルズ ニューブラッド』

原題「EXPEND4BLES」 一応はが存在するがこの映画にストーリー性を求めてはイケナイ。 だってぇ、全部読めちまうんだもんヨー。 アンディ・ガルシアとか出て来た瞬間に「コイツだっ!」感が否めんぞ(笑) それと女は要らない! 個人的には男臭さがムンムンと全編に蔓延して欲しいのだ。 もっとホモソーシャルをくれよ―――――!! でも『Es4』はジェイソン・ステイサムの為の映画だった事は記しておこう! ワタシはリー・クリスマスのブラザー愛と天下無双の無敵ぶりが観られただけ