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自治会役員

自治会役員

あじさいの
ころ
自治会旅行

これが
毎年
大変で
でもやめるなど
許されるはずなく

私は
自治会と
関わっていた
どちらかといえば
自治会に
世話をかける
業者
として

自治会員の事
おそらく
会長は
すべて知ってる

家族構成
職業
性格

でも
今は
働いていない人
ばっかりだよ
それでも
自治会費は
もらう

いくらか
忘れた
千円
いかないくらい
ここは
公団
いや
URだから

家賃
値上げ反対
のぼり旗にして
会館のまわりを
飾る
風の強い日は
出さない

窓口は
ちいさい
昔の
トイレの下窓
くらい

窓口の人は
ずっと同じ
何年も

階段委員って
知ってる?
知らなければ
いい
そのひとが
わかってればいい

共感を求めていない
書き物は
難しい
ある人の
書き物を見て
思った
伝わらなくていいから
何のことか
わからない

餅をついて
みんなで食べる
そんなことを楽しみにしている
ひと
意外に多くて
なんにも
手伝ってくれないのにね

結局
ひとのために
なにかする
そういう人が役員に多い
これからは
どうなる

あいにくの

石段は
苔で滑る
足腰のあやしい
人たち
若い人の
力が欲しい

今どき
いろいろな種類の
紫陽花があって
花が
固まって
咲かないのとか

石段を登ると
寺がある
虫に刺される
ひととおり
考えられる
救急薬
用意した

文句ばっかり言っている

絶対に
参加
動けなくなる
まで
続く

外国人も
増えた
中国
ベトナム
ブラジル
ジチカイ
ハイラナキャ
ダメヨ
謝謝

今に
あなた方の
国へ
いきます
その時は
自治会を
作ります
ナカヨクシマショウ

バスが
海中トンネルを
通る間
レシートの
金額を
ノートに
つける
この旅が終われば
いよいよ
総会議案書
づくり

バスは
海ほたるで
トイレ休憩
みんなで
古い団地に
帰る

ひととこの棲み処に
帰る


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