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江戸時代

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言葉の文化がくれるもの。



「もどかしき 想いを露に 組み替えて」散里 俳諧は江戸時代に庶民にまで浸透した芸術のひとつです。
 それは和歌から派生して行ったものです。和歌は、いわば平安の頃から高貴な人々が記した、美しい日本語と愛と自然と儚さに寄せた、想いの「組み替え」ですね。つまり、感情を非直接的に伝達し、共感を得る技術といえます。
 この和歌は理解をするに一定の知識が必要です。ですから当時の庶民が楽しめたわけではありま

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