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マイルス・デイヴィスのAtoZ「J」 「Joshua」

「J」で始まる名曲名演は「Joshua」です。オリジナル演奏はアルバム「Seven Steps To Heaven」に収録されています。このアルバムは2つのグループによる演奏が収められており、いよいよ60年代クインテットのリズムセクションであるハービー・ハンコック(pf)、ロン・カーター(b)、トニー・ウィリアムス(ds)が登場します。カーネギーホールでのライヴや「Quiet Nights」といった企画盤を経て、新しいサウンド作りに移行する過渡期の作品。どの曲もいいのだけれど、オープニングはタイトル曲の方がよかったのではないかなぁ。

ヴィクター・フェルドマン作の「Joshua」はタイトル曲と並ぶ名曲。マイルスのライヴ盤の中でも人気の高い「'Four'&More」でも演奏されています。久しぶりに両方の演奏を聴き比べてみました。どちらもソロはマイルス、ジョージ・コールマン(ts)、ハンコックの順番ですね。ライヴはテンポを上げているためか、テーマ部分が少々荒削りではあるものの、全体的に臨場感たっぷりで聴き応えがあります。では、オリジナルの方をお聴きください。

https://www.youtube.com/watch?v=uKpK8RbGlO4

テナーサックスのジョージ・コールマン、マイルスのバンド以外の演奏はあまり知られていませんが(日本だけかな?)、そこそこリーダーアルバムも発表していますね。マイルスに萎縮することなくプレイしていて、なかなかの実力者です。もうちょっと評価されてもいいプレイヤーだと思うのですが・・・。



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