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第19回 押上(2019.4.27)

第19回は墨田・押上「大黒湯」。世間はゴールデンウィーク真っ只中。東京スカイツリーを眺めながらの外気浴を楽しんだ後は、前回に引き続き錦糸町へ。一献では、フラット35の審査に落ちたばかりのあくの氏が奇行を連発するセンチメンタルな回となった。ゲストは前回に続いてブル山氏、赤すぐり氏、さらに「おすべりうどん職人」ことなめ茸氏が初参戦。しらいし氏はデリカシー欠乏症のため欠席した。(参加者:あくのふどうさん、野球君、札束くん、かもめ君、ブル山さん、なめ茸、赤すぐり※)※は途中参加

「大黒湯」
SNSを積極的に活用し、アートや音楽イベントなど趣向を凝らした企画を頻繁に行っている話題の銭湯。話題性だけでなく、2種類のサウナ、10人は軽く入れる大きな露天風呂、東京スカイツリーが望めるウッドデッキなど銭湯としての地力の高さも魅力だ(浴場は男女日替わりなので要確認)。

この日のゲストは、事あるごとに銭湯部グッズを購入してくれるなめ茸氏。

なめ茸:銭湯部は皆ととのいちゃんタオル持参なんですよね。そうだと思って僕もちゃんと持ってきましたよ!
かもめ:僕持ってないんですよ。酔っ払って色んな人にあげちゃったから。
野球:ボール拭くのに使ってます。

「楓」
黒毛和牛を使った新鮮なモツ刺しが絶品。朝仕入れたものをその日のうちに提供しているという。地域の人気店らしく16時過ぎでぎりぎり入店できるほどの繁盛ぶり。予約しておいた方が無難かも。

1軒目は人気のモツ焼き店「楓」を再訪(第18回参照)。2週間前にあくの氏が「行きたい」と熱望し、札束氏がわざわざ予約したという経緯があったのだが……。

あくの:いやー、いいお湯だった。そういえば今日どこ行くんでしたっけ? こないだのもつ焼き屋よかったですよね。あそこ最高に美味かったな。また行きたいな~。
札束:あくのさん、記憶欠落してませんか?
野球:住宅ローン否決がショックだったのかな……。

そう、この日のあくの氏はフラットの審査に落ちたばかり。話題の「なんちゃって住宅ローン」問題は、多重債務力の高いアラフィフ経営者にもしっかりと波及していたのだった。

その後もあくの氏は、右手の指で輪っかを作り、その輪の中に左手の人差し指を差し入れて動かす縄文時代のジェスチャーを行ったり、トマトハイをお酒と気づかずにストローで飲み続けるなどの奇行を連発する。

対照的だったのがブル山氏。めでたく入籍を果たしたのだが、相手の実家はなんとビルを何棟も持つ地主だという。それを聞いたあくの氏は、目に光が宿り始め、ブル山氏をすかさず「若」と呼び始める側近力を発揮。

あくの:若、株式会社森ブル作りましょう!PMは任せてください。
野球:新しいほうの若、僕も駐車場の警備とかやりますんで!
かもめ:ずるいぞ!
札束:……。

二軒目に入ったのは家族経営の小さな居酒屋。店主の息子だという野球少年(小学生)になぜか野球氏が進路指導をはじめる。

野球:俺は野球うまいぞ。お前、どこ守ってるんだ。
少年:ファースト。
野球:そうか。行きたい高校あるのか。
少年:城東高校(注:野球が強い地元の都立高校)
野球:そうか。ダメだ。お前はたぶん甲子園行けない。勉強しろ。

店内がぴりぴりし始めたのでさっさと退店。

「双麺」
二階席もあるラーメン屋さん。ゆったりとお酒が飲める。味は覚えていない。

三軒目は〆のラーメン屋へ。手元のメモには「なぜ両手を狙うのか。手が二本あるからだ」(あくの)という記述があるばかりだ。


銭湯部にご寄進頂くと、ありがたいご利益(サウナで反社と出会わない、いつ行っても水風呂がちょうどいい温度等)があると言われています