ピロッ、自分の感性が価値を生み出すと信じる | ZenSounds 撮影日誌 #12
久しぶりの制作日誌です。なぜ間が空いたか?新作の短編ドキュメンタリーの編集を始めたのと、春の到来が重なりました。畑の植え付けシーズンです。今春は、自然薯、とうもろこし、ジャガイモ、オクラ、生姜、カボチャ。そして、自宅の庭にもミックスリーフとラディッシュの種を蒔き、トマトとピーマンの苗も植えてみました。
隙間を見つけてZen Soundsの撮影やアップロードは続けていたのですが、noteを書く時間とエネルギーは残っていませんでした。
30分の定点映像は足跡を残すような感覚で、Vlogとして続けていこうと思っているのでとくに新しいことはないのですが、最新の動画で初めての試みをトライしてみました。写真をスライドショー的に並べただけの3時間の動画。音は、川で録った音をミックスしてループしています。
今まで拒絶していた「ループ」を、サクっとやってみました。
以前も書いたんですが、自分は映像や音をループさせた長尺の環境音の動画に拒絶反応を示していました。
だけど、自分がいざ寝る時や作業に没頭したくて環境音動画を流す時、映像ってそこまで気にしてないんです。寝る時なんて光が邪魔でモニターを下に向けて置いてます。
冷静に考えてみました。それでもループを嫌い、「リアル」に執着を見せてきたのは、ドキュメンタリーという要素以外に自信が持てるものなかったからです。環境も技術も機材も、上を見ればキリがない。そもそも録音というフィールドでは初心者です。
だけど、やらない理由を並べていてもなにも始まりません。やりたいから、やる。やっていく中で、成長していけばいい。ものをつくるということは、結局いつだって、自分を信じることです。初心に返って、ループで環境音動画を作ってみることにしました。
今回の動画では、6つのトラックをミックスしています。それぞれ個別にソロで聴けると面白いと思うのですが、それは次回以降がんばります。
ステレオマイクは1つのチャンネルのみ、残りのチャンネルはガンマイクです。小さな水流を、触れてしまいそうな距離で録ってます。川を歩きながら、高音を探したり、こもったような低音を探したり、これはこれですごく楽しいフィールドレコーディング体験でした。
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