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幸せの正体


チロルがいなくなった。

迷いに迷って

あんこを飼った。

無くしたからこその気づき

「感謝の量と幸せの量は比例する」


今だから書きます。

チロルが病気をしてから2年間の闘病期間


走れなくなり

ゆっくりでしか歩けなくなる中

散歩中、チロルが自分でウ○コしたーって嬉しくて写真をいっぱい撮った。

そして歩けなくなったチロルを抱っこし、涙を流しながら散歩した。

ある日

「奇跡的に進行が止まってます」とお医者さん言われ嬉しくてまた泣いた。

家のピンポンを鳴らすと反応して立ち上がることが嬉しくて玄関に走ってピンポンをよく鳴らした。

当たり前だったことが嬉しさ、感謝、幸せに変わった。


寝たきりになり、僕のことが誰かわからなくなり


ぬいぐるみのようなチロルとベッドで一緒に寝るようになり、ほおずりしながら、死んでしまうことを想像してしまい怖かった。


そして

チロルが死んだって電話。

家に帰ったら白い布で覆われていた。

見れなかった。
気を逸らして他のことを考えるようにした。

「火葬場に連れていくから、これに入れて」って言われチロルをかかえたら冷たくて固かった、
瞬間に声を出して泣いた。

8年間っていう短い期間だったけどチロルがいて幸せでした。チロルも幸せだったと思う。
チロルがいたことで娘が人として優しくなったって意義づけもした。


まだあんこのことを、チロルて呼ぶことが度々ある。
元気に走りまわるあんこを見るのが幸せです。


忘れてはいけない備忘録として。

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