2021/3/16

書いてみようと思ったので書く。仕事以外で書くことに疲れていて、日記から一年も逃げ回っている。書くと意味を感じて辛くなる。意味のない方へと向かうことも意味をもっていてそれから逃れられない。嬉しいことも悲しいこともなんでもないことも、ただそうあってほしい。三月にはいってからはきびしいもので、人がやって来ない。今日お客さんの言葉でそうなのかもと思ったのは「緊急事態宣言が解除されたので、人は増えていてこれまで注意深く動いていた人が出ていないのでは?」というもので、うちに来てくれる人は割合感染状況などに敏感な人が多いと感じているので、そうなのかもと思った。そうなのかも、に縋りたいだけのようにも思う。今朝の川には刈られたのだろう草の破片がまばらに揺れてい、少し緑のにおいがした。数日前から川底は薄く泥に覆われてのっぺりとした表情だったので、動きがあって嬉しい。時折白い小花のようなものもあって、何という名前だろうと思った。

磯上竜也

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