2019/12/21
夜中、𠮷田恭大『光と私語』の付箋を貼ったところを書き写していたら、「筆跡の薄い日記の一行をやがて詩歌になるまでなぞる」という歌にうあ〜〜ともだえ、「日も長くなるのだしなるべく君と平易な言葉で話さなくては」にぎょっとする。
読み終わった本は付箋を貼ったところを書き写してから棚に入れるようにしているのだけれど、今年はまるでそれができず机やプリンターの上に積んでいる。それで『光と私語』と町屋さんの『青が破れる』の文庫を手に取ると収録の対談がまぶしい。
日頃から自分は使うことのできない語彙が多く、その言葉らはそのままコンプレックスなのかもなあと思う。自分がいつも他人事のようなので、そうやって言葉になにか紐付いてるのは便利だ(?)
ツイッターの熱量の集まる部分を見ているといろいろなひとのお仕事や人生が一貫性を維持していくゲームに思えてつらくなる。
今日も好きな曲を聴くだけでハッピー、ぜんぶかわいくなる。よかった。
大前粟生
○
佐川☆Nightが終わった。作品についてはもちろん、色々な話を聞けてとても楽しかった。書籍化が本当に待ち遠しい。toi booksで売れる日が早く来るといい。これからも佐川作品を読み漁り、地道に推していかねば。まずは来月発売の「小説すばる」2020年2月号に新作短編が掲載されるそうなので、読む。読む。読む。
川、陽の光を受けて活発になった魚はいつもより距離を大きくとって川幅いっぱいまで群れを大きく伸ばしていた。お互いの場所を身を捻って入れ替えながら細かく動き回り忙しない。
日中は佐川ナイトのイベント準備。小冊子をつくる。作品を読み直す。佐川尽くししながらレジを打つ。12月に入って大前さんの本が『私と鰐と妹の部屋』より『回転草』が売れていて遡って読む人が増えてきているのでは?と嬉しい。
磯上竜也
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?