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AI時代のIkigai(日本的ウェルビーイング)

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AI技術が進化する中、私たちの生活や働き方、価値観に大きな変化が起きています。このマガジンは、そんな時代の中で「Ikigai」をどのように見つけ出し、実践していくのかを考察。日本…
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AIといきがい:AI時代の日本的ウェルビーイングの探求

近年、人々は日常の仕事において生成AIの力を借りることで、驚異的な生産性の向上を体感しています。 私、三木康司は、鎌倉の材木座に在住のAI時代の「いきがい」をサポートするプロフェッショナルとして、この技術の進歩が私たちの生活にどのように影響を与えるのか、そして、どのように私たちの「いきがい」を豊かにするのかを考察してみようとおもいます。 「いきがい」と国際的な認識 近年、日本の「いきがい」の概念が国際的に認知されるようになり、特にスペインのFrancesc Mirall

「すべてのいのちが”らしく”輝き合いながら地球一個分の資源で暮らす豊かな世界を楽しくつくりたい!」有限会社ウィルウィンド 代表取締役 冨田直子さん(後編)

▶前編より続く ●未来新聞を使ったワークショップと遠野みらい創りカレッジでの活動冨田:そもそも過去のためにじゃなくて未来のためにウィルウィンドを立ち上げたので、もっと未来をつくるやつをしなきゃっていうのはずっと頭の中にあって、そんな中で出会ったのが未来新聞という未来のことを過去形で書いてすごいビジュアライズできる手法だったので、企業が今の世界をつくったとも少なくとも言える部分はあると思うから、大きな力を使って未来を変えてみんなで良くしていけないかなっていうので未来新聞を使っ

「すべてのいのちが”らしく”輝き合いながら地球一個分の資源で暮らす豊かな世界を楽しくつくりたい!」有限会社ウィルウィンド 代表取締役 冨田直子さん(前編)

●enmonoとの出会いと冨田さんの自己紹介三木:本日もMBS始まりました。本日もVR空間の中からお送りしております。本日は有限会社ウィルウィンド代表の冨田さんにお越しいただきました。ありがとうございます。 冨田:よろしくお願いします。ありがとうございます。 三木:冨田さんは一昨年我々がやった殿町(zenschool)、慶応大学の医学部さんとSDMで開発されたウェルビーイングイノベーションスクールで我々がそこの講師をしてたんですけども、そこの卒業生でもあります。SDGsワ

会社を渋谷から鎌倉へ引っ越したわけ

会社を渋谷から鎌倉に引っ越したわけ 〜鎌倉にマインドフルシティをつくる〜  2019年1月、これまで9年間、東京の渋谷を中心に活動をしていた株式会社enmonoを鎌倉に引っ越した。渋谷では大変おせわになり、多くのネットワークができたので、非常に感謝している。しかし、ここ数年、なんとなく東京の雰囲気があわなくなってきたということに気がついてきた。  わたしが代表を務める、株式会社enmonoは、これまで9年の間製造業を中心に、新製品開発とイノベーションを興すための学校、ze

マインドフルビジネス

プロローグ  「マインドフルネス」を漢字で表現すると、「今」(いま)という漢字と「心」(こころ)という漢字を加えた「念」(ねん)という漢字になります。つまり、心の注意力が満たされている状態、心がどこかに拡散していなく、自分のまわりで起きている事象に、すべての事柄に100パーセント集中している状態です。  禅の言葉では「三昧」(さんまい)とも言い換えることができると思います。  これまでの伝統的な仏教などの宗教の中で使われてきた「瞑想」をツールとして切り出し、宗教性を排除し