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📚50_365冊目📚

逆ソクラテス
伊坂 幸太郎

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「先入観」「固定概念」「同調性」

あまりに短絡的で、本質的ではない価値観や尺度で物事を捉える大人はたくさん存在する。

純粋で、無知で、好奇心と野心に燃える子供の方が、自らの想いに沿って判断をする分、幾分か本質的である。

この小説は、そんな子供の持つ魅力とアンバランスな猛進力、それらが絡み合って起きる誰もが想像できて、童心に帰れるような物語。

”常識を疑え”

「僕はそうは思わない」

僕自身、いつだってこのスタンスは心に持っているタイプだからこそ、この話にとても惹かれたのだろう。

子供心こそ、当てはめられた既存の枠をぶっ壊す、革命の鍵だ!

現代に求められる、正解を集める力ではなく、正解を作り出す力

そんなテーマにまで至るのでないかと、心が揺さぶられた小説で、おすすめの1冊です📙

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