見出し画像

目に見えないモノ

 たまに見えないものは信じない。なんて事を言う人に出会う。だいたいが妖怪やお化けの話の延長線で語られるこの理屈。一見正しそうだけど、、、。
 
 屁理屈をかまそう。まず目に見えないモノってなんだろう。
 思い浮かぶものはそう屁、いや空気だ。酸素を含む空気は人が生存するために必要な要素である。人と人の間、地上で見えるモノの間にある空間には空気という物質が詰まっていて我々はその中を歩いて進んでいる。空気は触っても感触がないから無いものとして考えられがちだが確実に存在する。
 目に見えないモノの代表格だ。風は空気が勢いよく移動する時に感知されるから馴染みがあるかもしれない。車の窓から手を出して手のひらを少し丸めると空気を掴んでいる感覚を感じられるはずだ。
 そして空気の中を進む見えないモノは音だろう。音は透明で目に見えない振動だ、空気が振動して音と呼ばれる。だから人が話す言葉も音だから目に見えないモノになる。
 Wi-Fiなどのギガヘルツや磁力も全く見えないけれどそこからのデータを使って検索した結果はみんなが信じるモノになる。
 ここまで読んでくれた方は、目に見えないモノは信じないなんてもう言わないでくれると思う。
 どうして目に見えないモノの話をしているかの本題はこれからなのだ。
 実は生き物が感じている、愛や信頼、喜びなんかも目に見えないんだ。  
 
 そう感情っていう情報、手にした時、身に沁みた時に初めて受け取る情報は目に見えなくて形がなくて大きさも重さも計り知れない。だけどモノからモノへ伝わる目に見えないモノ。
 物質至上主義の皆様今宵は目に見えないモノ探しをされてみてはいかがでしょうか?

ピース 

 

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?