【ウルサマ2023】後期レポ!最高に楽しい「ご唱和」!!
ウルサマ前期に続き、後期日程にも遊びに行きました!
『ウルトラヒーローズEXPOサマーフェスティバル(旧ウルフェス』は、会期が前後で別れていて、一部展示やステージの内容が変更されるのです。というわけで、本記事では後期日程での感想を書いていきます。
ところで、感想に入って行く前に、前期記事で私が書いたある文言を抜き出しておきます。
前期は正直に言ってステージのストーリーを薄味と感じていたんですよね。
なので二部構成のステージに対して、少々苦手意識を抱いてしまっていたんですが……この記事ではハッキリと手のひらを返します。面白かったから。
展示再見
前期・後期での楽しみといえば、展示内容の変更!
大掛かりな変更はいつも無いのですが、間違い探し的に何が変化しているのかを発見する楽しみがありますね。
大きな変更点としては、前期でロッソ・ブル・グリージョだった展示がグルーブに、ウルトラマンレイガがトライスクワッドに変わっていた事でしょうか。こういう繋がりのある変更、大好き~!
前期時点では気付けなかった、ウルトラショット(有料撮影会)へ向かうウルトラマンさんのお立ち台も見学。ご登場されたブレーザーさんはしかし、ファンサービスの概念を持ち合わせていなかった!!!
「なんだ……地球人集まってるな……じゃあ行くか……」くらいのテンションで出発されたブレーザーさん、その塩対応の徹底ぶりが嬉しいです。いや本人がイベント文化をまだ理解されてないだけだと思うんですけど!!今後お話が進んだら、相互理解も進んでファンサするブレーザーさんが見られるようになるかもしれないので、謎の巨人ムーブしているブレーザーさんはもしかしたら貴重なのかもしれない。ずっとこうかもしれないけど。
一応書いておくと、ブレーザーさんが異文化コミュニケーションに慣れていないだけで、他のウルトラ戦士たちは手を振ってくれたり決めポーズ取ってくれたりします。私が行った回でも、ウルトラマンルーブが元気にサービスしてくれてました。
SkaRDのセットには大きな変更は無し。
ただ、ステージに生出演された隊員さん達のメッセージが全員分揃っていました。ヤスノブ隊員、絵がお上手だ……
細かい部分では、玩具コーナーにも変化?が。
ブレーザーさんのポーズこうだったっけ……前回はもっと普通にしてたきがするぞ……とにかく楽し気な展示に笑みが零れる。
それと前回は触れなかったんですが、プラモデルのブレーザーさんもめちゃくちゃ出来がいい。後ろのランナー見てもらえれば分かると思うんですが、あの複雑なカラーをちゃんと再現しているの凄いよね……
ライブステージ
後期ステージは『巡る願い星』。
願いを叶える力を持った星が巻き起こす二つの物語、という内容でした。
前期はアクション+応援に重きを置いた作風でしたが、後期はストーリーも充実。雰囲気としてはいままでのウルフェス・ウルサマライブステージに近い感覚がしました!
『ブレーザー編』は時間のループする謎の空間に閉じ込められたSKaRD池袋支部隊員と我々、そしてブレーザーさんのお話。私が行った回ではオリジナルキャラクターとして前期に引き続き、リュウマ隊員という方が登場していました。この方がまたアクションのキレが良くて、初っ端から目を奪われる。
登場する隊員は日程によって交代しているそうなので、他の隊員さんが登場している日はまた印象が変わるかも?
前回のお話では、ブレーザーさんはTVシリーズのイメージをがっちり守って「謎の巨人」感ましまし。今回もブレーザーさん自身とのコミュニケーションは取れないのですが、一方で(ニュージェネ恒例)インナースペースのゲント隊長は、今回の騒動を引き起こした子どもと念話が出来る。
ブレーザー変身中のゲント隊長の意識、本編ではまだまだ曖昧にされている部分なのですが、やっぱりステージショーだと会話できる方がお話やりやすいな……という印象を受けました。とはいえ思いっきりニュージェネスタイルというわけでなく、ゲント隊長が話している間、ブレーザーさんが困惑気味だったのが面白い。「私のなかで……なにかが……!?」みたいな戸惑いを見せている。普通それ人間の方がやる態度だよ!?
物語の真相は、弟が生まれて親の愛を不安に思った子どもが、願い星の力を使ってサンシャインシティの思い出を元に「ヒーローごっこができるループ空間」を作り上げていた、というもの。「ウルサマに訪れた人々は全員がウルトラマン大好き」という前提のもと、勇気をなくしてしまった彼を応援するシーンはなかなか好きです。こういうイベントだからこそ効力を持つ展開、いいよね!!
「子どもを愛さない親なんていない」とゲント隊長が言い放つのは、やっぱりウルトラマンは光に寄りまくりのコンテンツだなぁ……という感想を抱くのですが、実際に子どもを持つゲント隊長だからこその説得力、あったと思います。少なくともゲント隊長は自分の子どもを心から愛していて、だからこそ親の愛に確信を持てているんでしょうね。
今までのニュージェネ主人公だとやや上滑りしてしまいそうなセリフでしたが、今回はゲント隊長だからこれが効く。
『スターズ編』では、件の願い星を手に入れたある宇宙人が登場。
なぜかその宇宙人の手に握られたベリアロクさんとウルトラマンゼットたちのお話となっています……が……えっ登場宇宙人マジで!?
登場いきなりこちらの脳の衝撃を与えた敵宇宙人。
ギラギラカッコいい鎧を纏うその名は……ノダチザムシャー!!
のっ、ノダチザムシャー!?
大怪獣ラッシュの!? っていうかそれ新規スーツ!?
うわぁカッコいい。元の設定は引き継いでなさそうな気配なんですが、もう雰囲気がカッコ良すぎてこちらの頭を混乱させましたね。
最初は正直ちょっと分からなくて、ステージオリジナルキャラかな?とか思ってたんですが……去年はマウンテンガリバーⅡ-5出たし、台湾の方でも色々やってるし……その流れかと……
でも終盤で自分の剣出したところで「七星剣!!!!」ってなりました。いやでもなんで!?なんで今大怪獣ラッシュ出身キャラのスーツが!?
バレルの旦那は魔改造されてたのに!!??
圧倒的混乱は生まれたんですが、ラッシュキャラって通常の特撮スーツに比べてデザイン盛り気味だからか、ステージなどで大役務める時に説得力出るんだなぁと思いました。これからも軽率にノダチさん出してほしいし、欲を言えば他のハンターも……いやでも出せて敵役だからなぁ、面子は限られるか……
ストーリー面では、ハルキ不在の状態でのゼットさんとベリアロクの関係にスポットを当てるようなお話運びでした。「ハルキの言う事しか効かないし!!」などと叫びつつ、けれど仲間として想っていたと全力で告げるゼットさん。蓋を開けてみれば、ベリアロクさんは敵の不意を打つ為に裏切ったフリをしていただけなんですが、ハルキの提案でゼットさんにだけ伏せていたのだ……という真相解明が愉快で好きでした。共演していたゼロさんやトリガー&デッカーは全部知ってる。まぁそりゃゼットさん腹芸無理ですしね。
実際問題、TV本編やその後を通しても、ベリアロクさんの持ち主ってゼットさんじゃなくてハルキだと思うんですよね。ゼットとハルキが一心同体で、だからゼット一人の時でも「持ち主」としているけれど、ちゃんとベリアロクさんと絆を深めているのはハルキだけだった印象がある。
けれど今回、短いシーンながらゼットがベリアロクを仲間と思っている、と改めて明言し、それからデスシウムライズクローに変身する、という流れをやってくれたのがめちゃくちゃ嬉しかったです。
デスシウムライズクロー、ギャラファイ初出の形態なわけですが、個人的には「ハルキ不在の中で唐突に変身したポッと出の形態」という印象が強くあったんですよね。ハルキもいたならともかく、二人だけで急に最強っぽい形態に理由もなくなられてもさ……ピンと来なかったっていうかさ……(※個人の感想です)。なんですけど、今回ゼットとベリアロクの関係性を再度示してから変身したことで、デスシウムライズクローはゼットとベリアロクが真の意味で一つになった姿なんだな、という納得感を得られました。
終盤では、ゼットさんがみんなと「ご唱和」をする。
前期では念願の「ウルトラマンゼーット!!!」ご唱和だけでしたが、なんと今回はトリガー&デッカーとゼロ師匠のご唱和も、やる!!!
(横浜のTHELIVEがあったとはいえ)ウルサマの場で声出し応援出来ていなかったのは、トリガーもデッカーも同じこと。ここで全力声出し応援連発の演出が、真っ直ぐ心に突き刺さって楽しかったです。
あとゼロ師匠のご唱和前には説明がウルトラ長くなる師匠大好きっぷりもね。ゼロ師匠に怒られたけど……
『ブレーザー編』『スターズ編』合わせて、前期は応援とアクションだけに特化した印象があったのですが、後期はストーリー面も面白くって「二部制はあんまりなぁ」とか言っていた少し前の自分を恥じています。分割してても前後で話の味付けが変わっていたり、本編絡みの補足描写があったりすると満足度全然ちがうんだね。いや、前期も前期でちゃんと楽しかったんですけどね!!??久しぶりの応援だからシンプルに、とかあったのかもしれないし……!!
最後は恒例となったフィナーレタイム。
ずっと撮影可というわけではなかったのですが、OKタイムが終わるとアナウンスがあるので助かりました。なんかSNS観た感じ最初は無かったらしいのですが、回が進んで改善されるのもイベントの良さですね。
声出し応援の出来るライブステージって、ちょっと前までは当たり前だったんですよね。だけどそうではなかった。今改めてそれが解禁されて感じるのは、生声の強さです。応援の声を全身に浴び、大人ながら控えめにでも声を出し、参加することで感じられる良さというのがある。
声出し出来ない期間に行われていた「ウルトラチャージ」も、参加しやすさがあって好きだったんですが、声はやっぱ演出として強いからね……
演出としては「ウルトラチャージ」は全く触れられて無かったけど、隊員のアナウンスの中で「声を出せない子は、手を前に出して」とウルトラチャージを思わせる案内があって、それはとても良かったと思います。両方やっても良いと思うんだけど、今後の応援がどうなっていくのかは注目ですね。
余談ですが……
『スターズ編』中、私のいたステージ近くにウルトラマントリガーがいらした場面があって、その時私の着ていたティガの描かれた服に反応してくれたのが嬉しかったです。会場は薄暗いし、視界も全然ないハズなのに、こうしたファンサを目ざとくやってくれるプロの力量……それはそれとして先達であるティガに反応するケンゴの可愛さ……最高……
次は冬!!
というわけでウルサマ前期後期共に楽しんで来ました!
次は冬EXPO……の前にツブコン!!
ニュージェネヒーローズの主役が大勢集まる夢のライブステージが開催されるので、なんとかして観に行きたいところです。チケット取れるかなぁ。
しっかりチケット確保して余力があれば、その時もまた感想書いていきたいなと思います。それでは、ここまでお読みいただきありがとうございました!!