自分が言われたら嫌なことは人に言わない

自分が言われたら嫌なことは人に言わない

・誰かに対しての不満や、もっとこうしてほしいという願望は「怒り」となって現れます。しかし、怒りにも二種類あって
自分への怒りと、他人への怒り。
もっと実力が欲しい、頭の悪い自分を変えたい!など、自分に対する怒りは成長の原動力になるので良いけど、他人に対する怒りは無駄な感情です。他人の言動、行動、思いはコントロールできません。コントロールできるのは自分のことだけです。
私の職場には、知的障害者の先輩がいます。温厚で明るい人ですが、怒るとトゲのある言い方で注意してきます。注意自体は正しいのですが、こちらに余裕が無いのに全く気を使わないで、横からこちらを全否定するのが苦手なところ。障害のせいで子供っぽい部分が出ているからと、なるべく気にしないでスルーしていますが、憎たらしく感じる気持ちが残ります。しかし、他人に対する怒りは無駄。特に、病気や障害で普通の人のような気づかいや配慮が出来ない人に対して、あまり求めすぎるのは止めておくのが良いでしょう。こんなことを言うと障害者差別のように感じるかもしれませんが違います。他人に怒りを感じるのは、こちらが勝手に期待して裏切られたから。他人はそんなに都合よく動かないことを理解していれば、障害者に対して怒りを感じても、決して悪口を言ったりしないでスルー出来ます。それに、障害や病気を抱える人は、その人が傷つけた人よりも、何倍も苦しんでいたりするもの。優しい人にだって感情に波があるのは普通のこと。誰に何を言われても、自分のしたいことがそれなりに出来ているなら、それで十分です。他人を許し、他人に怒りを感じた自分を許す。他人への怒りが恨みに変わる前に、その人への期待や甘えが高くなりすぎていたことに気がつく。そして他人より自分のしたいことに集中すれば、穏やかに喧嘩することなく他人と付き合えます。
・他人への怒りは無駄な感情
・他人に期待しすぎない
・自分のしたいことに集中

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