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『禅國FXぽえむ』インジケーター何使ってますか?それを検証する時間は膨大になっていませんか?

こんにちは、ぜんこく𝕏です。

トレードを始めると一度は浸かるインジケーター沼。もちろん、落ちた沼をさらに深く潜り、自分なりの金脈を掘り当てる人もいますが、そういう人は、おそらくレアケースでしょう。

期間平均インジの代表といえば移動平均線ですが、マイナーなものまで含めるとその数は膨大、ピリオド(期間)の設定、複数インジの組み合わせまで考えると、もの凄い数の仮説が考えられます。オッカムの剃刀でいえば、正直、とてもシンプルとはいえません。何かひとつ選ぶにしても、どの組み合わせを選んでいいのかもわからず、結局、他人に選んでもらおうとして高額な商材に手をだすわけです。

僕も多分にもれず移動平均線に始まり、海外のトレーダーが自作した特殊なものなど色々試しました。初期のチャート設定は移動平均線、ボリンジャーバンド、RSI、ストキャスティクス、パラボリック、ADX、MACD、DMIを全て表示、まさにインジてんこ盛り。汚チャート過ぎてローソク足がまともに見えません(笑)1年間、試行錯誤した結果、期間平均インジの優位性が腑に落ちず、現在ではほとんど使わなくなってしまいました。

相場は大きく分けて、値段と時間という2つの要素で構成されています。
期間平均インジの計算式は、時間(期間)の概念を使っていますので、20ピリオド、21ピリオドなど期間を設定して、その間の値動きの平均値を計算することで統計的に未来を占おうとしています。
この発想は、どちらかといえば占星術などに近いものがあります。

まぁ、占星術だろうがオカルトだろうが、多数の人間が見ていると思われるものには、その計算式に関係なく優位性があると思います。
そういう点では移動平均線なんかは使えるのでしょう。
ただし、僕の性格上、基準とは動かないものであるべきと思っていて、
時間経過でクネクネ動いてしまうものを信頼して背中をあずけることができませんでした。

たとえば、日足に表示する200日移動平均線など長期間データなら、
環境認識として、その平均値は信頼に足るものになるかもしれませんが、デイトレやスキャルのエントリーで使うような5分足の移動平均線はダマシも多く、反応が遅すぎて見てても混乱するだけです。
小さな損切りでエントリーするなら、純粋な値動きの方が正確だし、視覚的にもわかりやすいです。

僕が値段(水平線)を重視しているのは、相場は値段から値段へ動くからです。値段には人間の意図が集まり、その意図の方向が定まり開放された瞬間に動意が得られるからです。相場の動意は時間の流れに関係なくランダムに発生します。

一日の流れの中でも、東京、ロンドン、ニューヨークと市場が開くごとに市場参加者の意図は変化しています。経済指標の発表がきっかけとなり動意づくこともあります。こういう短期の動きを、時間を平均化することで分析するのはナンセンスだと考えています。相場が動くタイミングは値段に集まった市場参加者の意図と市場オープンや指標発表などが絡んでいて時間に対してランダムです。

期間平均インジに頼らなくなった最大のメリットは、使わないと決めて精神的にとても楽になったことです。水平線を基準にすることで、水平線よりも優位性が劣ると判断した期間平均インジを研究する意味がなくなり、それに費やしていた労力から解放されました。水平線という、ひとつのシンプルな仮説のみを検証すればよくなり一気に上達した気がします。

◼️「10通貨ペアの値動きを比較し、ユーロ・ポンド・ドルの相関関係を分析する」という独自のもの。日本円のからまないポンドドル(英ポンドと米ドル)、ユーロオージー(ユーロと豪ドル)も立派な取引ターゲットとなる、かなりオリジナルな投資技術です。

良かったら、ぜんこく𝕏をご覧ください💕


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