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【キー10】気になるもの

僕たちが日々行う営みの多くは、「社会」にむけてチューニングをしたものだ。結論ファーストで端的にまとめ、ことわざを引用して話を整理する。より早くより便利に。すべては生き残るためだ。
一方で、詩や短歌・音楽・映画など多様なアートが投げかけてくるメッセージは違う。彼らは社会ではなく、この「世界」をみている。その自由さに人々はビリビリと感じて憧れをおぼえる。

僕ら一人ひとりに開かれた社会は狭い。僕らひとりが相手にする社会なんてたかが空間的にも時間的にもたかが知れている。
だが、本や映画は、狭い社会に閉じ込められているこの僕の手足となり、そしてどこまでも伸びてゆきこの広く永い世界をぺたぺたと触らせてくれる。

このnoteには、「世界とつながりたい」という僕ののびのびとした欲求を満たしてくれそうで気になっている本・音楽・映画などをまとめた。内容は不定期に更新する予定なので気が向いたときにまた覗きにきてほしい。

本川達雄『ゾウの時間 ネズミの時間』
ユスクキュル『生物から見た世界』
ジェイ・バーレサン、ペニー・ルクーター『スパイス、爆薬、医薬品ー世界を変えた17の化学物質』
中田亨『「事務ミス」をなめるな』
足利健亮『景観から歴史を読む』
友野典男『行動経済学 経済は「感情」で動いている』
大野晋『日本語の年輪』
西林克彦『わかったつもり 読解力がつかない本当の原因』
中村弘基『生命誕生ー地球史から読み解く新しい生命像』
高安秀樹『経済物理学の発見』
都甲潔『感性の起源』
岩井克人『貨幣論』『資本主義を語る』『ヴェニスの商人の資本論』
高階秀爾『名画を見る眼』『続名画を見る眼』
鈴木宏昭『教養としての認知科学』
松岡和子『深読みのシェイクスピア』
小倉明彦『お皿の上の生物学』
三中信宏『みなか先生といっしょに統計学の王国を歩いてみよう』
川村元気『理系に学ぶ。』
石黒圭『語彙力を鍛える』
田川建三『書物としての新約聖書』
浅見定雄『旧約聖書に強くなる本』
若桑みどり『お姫様とジェンダー』
外山滋比古、前田英樹、今福龍太、茂木健一郎、本川達雄、小林康夫、鷲田清一『中学生からの大学講義1 何のために「学ぶ」のか』および同シリーズ
岡田暁生『音楽の聴き方ー聴く型と趣味を語る言葉』
穂村弘『短歌という爆弾 ―今すぐ歌人になりたいあなたのために』『短歌の友人』
橘玲『読まなくてもいい本の読書案内 ─知の最前線を5日間で探検する』
飯田隆『規則と意味のパラドックス』
東直子、穂村弘『しびれる短歌』
長谷川町蔵、大和田俊之『文化系のためのヒップホップ入門』
押井守『誰も語らなかったジブリを語ろう』

小説

吉村昭『白い航跡』
南木佳士『医学生』
乾ルカ『密姫村』
飯田茂実『一文物語集』
本多孝好『真夜中の5分前』

歌集

穂村弘『ドライ ドライ アイス』『手紙魔まみ、夏の引越し(ウサギ連れ)』『ラインマーカーズ―The Best of Homura Hiroshi』『水中翼船炎上中』
水野しず『見て見ぬフリをされるのに失敗』
服部真理子『行け荒野へと』
黒瀬珂瀾『街角の歌 (365日短歌入門シリーズ)』
永井祐『日本の中でたのしく暮らす』
木下龍也『つむじ風、ここにあります』
染野太朗『人魚』
大松達知『フリカティブ』
ナイス害『フラッシュバックに勝つる』
東直子『青卵』
野村日魚子『百年後 嵐のように恋がしたいとあなたは言い 実際嵐になった すべてがこわれわたしたちはそれを見た』
橋爪志保『地上絵』
小池光『廃駅』
渡辺松男『きなげつの魚』
斉藤斎藤『渡辺のわたし』
笹井宏之『ひとさらい』
久間木志瀬『そのうち十五分は眠っていた』
塚本邦雄の『水葬物語』
平井弘『前線』『振りまはした花のやうに』『遣らず』
中澤系『uta0001.txt』
石川美南『離れ島』
やすたけむり『ミドリツキノワ』

雑誌

書肆侃侃房出版『短歌ムック ねむらない樹 vol.10 - 15年目の笹井宏之』

エッセイ

本上まなみ『ほんじょの鉛筆日和。』

音楽

アナログ盤

Various Artists『What a Wonderful World with Original Love ?』〈限定盤〉

映画

ジム・ジャームッシュ『ナイト・オン・ザ・プラネット』
ユン・ジョンソク監督『告白、あるいは完璧な弁護』
クロード・ジディ・Jr.監督『テノール!人生はハーモニー』
ポール・シュレイダー監督『カード・カウンター』
アンドリュー・ニコル監督『ガタカ』
今泉力哉監督『街の上で』
ウェス・アンダーソン『フレンチ・ディスパッチ』
ドゥニ・ヴィルヌーヴ『DUNE デューン 砂の惑星』『DUNE デューン 砂の惑星 part2』
トラヴィス・ファイン『チョコレート・ドーナツ』
サラ・ポーリー『ウーマン・トーキング』
阪本武仁『レンタル×ファミリー』
是枝裕和『怪物』

イベント・展示

「EU Film Days 2023」 2023年6月2日〜6月30日
場所:国立映画アーカイブ(東京都-中央区)

「エルマーのぼうけん展」 2023年7月15日〜10月1日 
場所:PLAY!(東京都-立川市)

JR東日本主催 各種運転体験イベント

「ガウディとサグラダ・ファミリア展」 2023年6月13日〜9月10日
場所:東京国立近代美術館(東京-千代田区)

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