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サクソフォン四重奏 ゲネプロ

 ゲネプロって言葉を久しぶりに聞きました。音楽の世界に戻ってきた感じがしました。ゲネプロってドイツ語が語源なんですよね。英語的にはリハーサルです。

 本番の会場は学内のホールです。このホールは学内用と見え、ロビーなどはありません。ちょっと大きめの音楽室と言っては失礼かも知れませんがそんな雰囲気です。演奏者はベタ。客席はひな壇という使い方をするとのこと。

で、ゲネプロは作曲者1名につき30分。バミリして、入場演奏退場までの時間計測してステージマネージャに報告するのが義務。これが終われば時間目一杯までホールになれるために練習可とのことでした。

先回の記事に別科のムッシュ先輩のことをちょっと書きましたが、彼のゲネプロ枠と私のゲネプロ枠を続けて確保してあります。会場に入ってすぐ、大体の位置に椅子と譜面立てを設置し、とりえず入場からチューニング、演奏、作曲者紹介、一緒に礼、退場まで計測しました。

都合4分30秒。

リハの残り時間はそれでも10分くらいはありました。

 「何かありますか?」と天使の一人が訊いてくれたので、ちょっとだけ注文を。テナーのここのところ、折角メロディなのでもっと吹いて貰えませんか?と要望しました。

 すると天使たちはあれこれ話し合いを始め、ちょっとやってみようといって吹いてみてはあれこれ。結局、テナーの天使はこれ以上大きな音を出したくないから、他のパートが音を小さくするという話しの決着に。で、やってみる。おおー、凄く良い感じになったですよ。

 要求されて頑張った振りをするじゃなくて、内容を理解して、自分たちの力量の範囲でそれを実現する方法を具体的にしてくれる。素晴らしいです。観ていてとても楽しかったのでこのまま、彼女たちの時間として使い切ってもらいました。

そのまま続けてムッシュ先輩の時間に。もうバミリもしてあるし、楽器は暖まってるし。時間計測のあと、やっぱり天使が音楽を作って行く時間になりました。ムッシュ先輩もご満悦です。

 ゲネプロ持ち時間の1時間が終わり、解散しました。

後でステージマネージャーへの報告メール、逆に連絡メールなどがあり、アンサンブルの連絡Grに投稿したところ、

「あとちょっと日にちがあるので、アンサンブル練習して精度上げて行きます」

とのこと。大変安心で楽しみです。

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