ザノンフィクション 8月7日を観て

先週に引き続き、ザノンフィクションの放送を観ていた。崩壊しそうになっていた福祉施設がどうするのか関心があったからだ。5人の職員が施設を退職し、問題のあった統合失調症の患者はしばらくの期間出入り禁止になっていた。

私の関心があるのは統合失調症の患者がどう身の処し方をするのかについて関心があった。彼は実家に帰り、静養していたらしい。そしてしばらく時間が経ってから、また施設に来てもいいということになった。施設の案で利用者という立場ではなく、ボランティアという立場で彼は利用することになるという。

彼は施設を離れている間、就労支援施設に通所していた。私も就労支援施設に通所していたが精神障害者はどこかに通う居場所がほとんど選択肢がないんだなと改めて感じた。もし健常者であるなら、普通に職を探す選択肢がある。学校に行くかもしれない。もし私が健康だったら旅に出るという選択肢もある。しかし体調に気を配らないといけない障害者はそう選択肢がない。住み慣れた場所でできるだけ普通の暮らしを営むのが王道なのかもしれない。統合失調症の彼はその福祉施設で生活を営むことが彼の絶対かもしれないし、彼の居場所なのかもしれない。

かく言う私もそう彼とは変わらない。私は会社でアルバイトとして働いているけど会社を辞めたら、居場所を瞬時に無くしてしまうかもしれない。

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