9.どうやってお金を集める?班で話そう お金の授業
9時間目「どのようにふるさと納税するか考えよう」
ここまでふるさと納税をやってみたいと意欲を高めてきた子どもたち。
当然、大きな問題があります。
ふるさと納税にかけるお金をどうするか。
「最低3000円くらいでできるってことだから、3000円くらいならお家から持ってこれそう。」
と言う子も。
「もちろん、持ってこれる人もいるかもしれないけれど、3000円持ってくるのは大変だよね。じゃあ、どうしたらふるさと納税ができるかアイディアを出してみましょう。お金がない人がお金をつくるにはどんなことが考えられるかな。」
と言ってJamboardで班ごとに話し合いをしていきます。
話し合いの時はシンキングツールのピラミッドチャートが便利です。
ちなみに「シンキングツールをJamboardで使うって?」って方は
僕のこちらの過去記事で^^
Chromebookでシンキングツ―ル使ってみた!|たかてぃー|note
ピラミッドチャートの使い方はこちらのページがわかりやすかったのでリンクを貼っておきます。子どもたちにもこの説明ですぐに使えるようになりました。
ピラミッドチャート|スタディ・サポート・ツール集|博報財団こども研究所 (hakuhodofoundation.or.jp)
意見を見てみるとなかなか話し合いが進まない様子。
そんな中1つの付箋が大きく雰囲気を変えました。
「売る」
まさに待っていたキーワード
たかてぃー「みんなこの売るという意見を聞いてどう思う?」
C「お店じゃないし、小学生がモノを売るなんてできないよ。」
たかてぃー「そっか。でもさ、お家の人とかでお店じゃなくてもモノを売ったりしていない?」
と聞くと
「あるある!ブックオフとか、メルカリとか。」
「そっか。お店じゃなくてもモノを売るってできるんだね。小学生だからとか考えず、まずは意見をいっぱい出してほしいのでお互いすぐに意見を出していきましょう。」
と、ここで一旦
単元目標と育成を目指す資質能力について整理したものを↓
という感じになっています。
「実際に活動の対価 としてお金をもらうこと」を単元目標の手段として入れているので、労働する方向に話が進んでいくといいなと企んでいるわけです。
話し合いが進んだところで班で話し合ったことを発表
この班では話し合い結果、お手伝いをしてお家の人にお小遣いをもらうというのが班の意見としてまとまりました。
でも、話し合いを聞いていると実に様々な意見が出ていて
A「路上ライブをする」という意見にB「どういうこと?」と質問する子が。
A「ゆずって知ってる?ゆずは路上でライブしてよかったらお金をもらうっていう路上ライブしていたんだって。」
B「じゃあ俺らも歌うってこと?」
A「そうそう。お金もらえなくてもいいよって言ってやってみたらいいんじゃない。」
なんて意見も^^
「雑巾をつくる」という意見も裁縫セットを持って帰ったばかりだからこその意見で、「作文とかのコンテストに応募する」なんて意見はぬまっちのクラスみたいで担任の方がワクワクしてきました。他にも遠足で行った海のアサリをとってきて売れないかなとか、農業と書いてトマトとか育てて売るのはどうかなとうる子も。
出てきた意見の中で各班一番上にきたものを中心に今度はクラスでできそうなものについて話し合いをしていく予定です。
今日は、授業が終わった後も「歌を歌えるかな」や「もしお笑いをやったら見てくれる人がいるかな。」や「今、使っているこのパーテーションも、もっと小さい子に売れないかな?」「いやいや、俺らよりお金持っていない子からお金はとれないよ。」など話し合いが続いて、見ているだけでもおもしろかったです^^
今日の反省は、話し合いで時間を取りすぎて、給食前だったこともあり、ふりかえりの時間がとれなかったこと。
ただ、来週話し合いをクラスで進めていけば内容もブラッシュアップしていけるのかなと思っています。
そして、次週は待ちに待った大河内さんのオンライン授業もあるので、またよりよい方向に活動が進んでいくきっかけにできればと思っています。
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