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【MHR:S】全片手剣解説Part4 『氷』

全片手剣解説、Part4は氷です。

氷属性片手剣の最大の特徴は「素紫かつ攻撃力、属性値がそこそこの水準」という、僕が他属性でおすすめとしているような武器が存在しないことです。

物理か属性のどちらかに偏ったものが多く、選択肢がかなり幅広いのでしっかり比較していきましょう。

アヴァイシュドゼロ

おすすめ度:★★★☆☆
昔からある、氷をそのまま武器にしたような見た目の片手剣。

  • やや低めの攻撃力320

  • かなり高い属性値62

  • 長めの素白70、匠3から紫も出る

  • 会心率0%

  • スロット1-1-1

と属性に特化した性能。

同じ属性寄りの氷片手剣としては後述のミストラル=ダオラがあるが、あちらが短い紫なのに比べてこちらは長い白なので扱いやすい。

ただし、白運用のアヴァイシュドゼロだと紫のミストラル=ダオラに属性期待値ではほぼ並ばれ、物理期待値では負けてしまう。なので、匠で紫を出して勝負するか、妥協して快適装備用の武器として運用することになる。

詳しくはミストラル=ダオラのところで比較するが、個人的に属性寄りの氷片手剣としてはミストラル=ダオラの方がおすすめなのでこちらのおすすめ度は★3としてある。

ミストラル=ダオラ

おすすめ度:★★★☆☆
クシャルダオラの片手剣。

  • 低めの攻撃力310

  • かなり高い属性値54

  • 短めの素紫(20

  • 嬉しい会心率10%

  • スロット1

と属性寄りの性能。

まず素の会心率10%が嬉しい。見切り7弱特3でちょうど会心率100%に届き、達人芸も活かしやすい。

最大のライバルは同じく属性寄りのアヴァイシュドゼロ。白ゲのアヴァイシュドゼロと紫ゲのミストラル=ダオラだと基本的にはミストラル=ダオラの方がダメージは上になるが、あちらが白70なのに対しこちらは紫20なので快適さは向こうの方が上

また、アヴァイシュドゼロも匠3から紫が出るため火力で完全にこちらが勝っているということもない。

では紫運用アヴァイシュドゼロとミストラル=ダオラのどちらがおすすめかというと、個人的にはミストラル=ダオラの方を推したい

というのも、属性寄りのこれらの武器を使うのは基本的に「氷が良く通る相手に属性特化装備で挑むとき」だが、その場合弱点特効【属性】や会心撃【属性】が欲しくなる。それらに加えて匠と斬れ味ケアを必要とする紫運用アヴァイシュドゼロはスキル枠が厳しめ

加えて、属性寄りの装備ということはジャストラッシュFBはあまり使わずに回転ループ等の剣コンボ主体で攻めていくことになるが、このプレイスタイルは斬れ味消費がかなり激しい。そのため、紫運用のアヴァイシュドゼロは達人芸で紫を維持するのが多くの場合難しく、剛刃研磨を使う必要性が出てくる。

剛刃研磨は研ぐ時間が必要なうえに(個人的には)ストレスになる。そういうわけで、属性片手剣としてはミストラル=ダオラの方を僕は推している

もちろん、アヴァイシュドゼロを白運用したいという場合はこの限りではない。

氷輪手斧プレリューネ

おすすめ度:★★★☆☆
ルナガロンの片手剣。名前が好き。

  • そこそこの攻撃力330

  • 低めの属性値26

  • 長めの素紫(50

  • 会心率0%

  • スロット1-1

とこちらは物理寄りの性能

同じく「素紫かつそこそこの攻撃力330を持ち、会心率0%」という特徴を持つエヴォルイフリート(火)や王牙剣(雷)などと比べると、こちらは属性値が低い代わりに素の紫が長い(彼らが20なのに対しこちらは50)ことが特徴。

紫50というのは、(もちろん相手や戦い方にもよるが)概ね「会心90%かつ達人芸3で、1エリア紫が維持できるかできないか」くらいのライン。そのためプレリューネは匠を切って他のスキルに回すことが出来る

ただし前述のとおり属性値は低めとなっている。傀異錬成を攻撃2属性1(記事執筆時はVer.11)にするとして、氷属性強化5を積むと属性値は43。これは氷肉質25の部位に属性ダメージが13くらいになる値(属性補正1、会心撃【属性】等は無しの場合)。これはマスターランクの片手剣としては低めな値だ。

ただし、この片手剣紹介シリーズで何回か述べている通り、僕は基本的に物理と属性のバランスの良い片手剣を推している…というかどちらかというと物理寄りのものを選ぶことをおすすめしている。

そして氷属性には物理と属性のバランスの良い(かつ素紫)のものがないため、プレリューネは結果的にかなりおすすめできる武器となっている。

(2023/02/11更新)とてもおすすめできる武器だったが、アップデート第四弾で追加された後述の氷帝アンナパレスが物理寄りの氷片手剣として非常に強力で、ほぼ立場を奪われてしまった。今までありがとうプレリューネ…

ゴシャ!ギガゴザクゥ!

おすすめ度:★★★☆☆
ゴシャハギの片手剣。

  • かなり高い攻撃力350

  • 低い属性値23

  • 短い素紫(20

  • 会心率-15%

  • あって嬉しいスロット2

優秀な攻撃力かつ素紫を持つ代わりに、属性値と会心率が犠牲になっている武器。ロギンシーカ(アンジャナフ片手)とかなり似た性能をしている。

これもロギンシーカと同様、「狂竜症まで使って会心率を補いつつ斬れ味ケアで紫を維持」する必要があるため護石と傀異錬成の要求値が高くなるが、それが出来てしまえば非常に強力

加えて、氷属性にはエヴォルイフリートのような「素紫かつ攻撃力、属性値共に高水準」というような武器が存在しないことも追い風になっている。ロギンシーカはこのエヴォルイフリートの陰に隠れてしまっている感が否めないが、氷にはそのようなエース級の武器が無いためゴシャ!ギガゴザクゥ!はかなり存在感を放っていると思う。

また、「属性値が低い物理寄り氷属性片手剣」というスペックはプレリューネと被っている。傀異錬成や護石が整っていて、会心率補助と斬れ味ケアが出来る場合は基本的にこちらの方が強力だが、サンブレイクは攻撃スキルのバリエーションがかなりあるので、プレリューネの方も伏魔響命や業鎧、攻めの守勢などで更にブーストするのは可能。このあたりは積みたいスキルや装備と相談しながら選択しよう

総じて、護石と傀異錬成は要求されるものの、氷属性の中だとかなりおすすめ出来る一本だと感じるのでお勧め度は★4としてある。

ちなみに日本語の名前は特徴的だが、英語だと「Chef's Ultimate Knife(究極料理包丁?)」と割と平凡な名前をしている。

(2022/02/11更新)評価を★4→★3に変更
タイトルアップデート第四弾で追加された氷帝アンナパレスにプレリューネと共々立場を奪われてしまった。今までありがとう…

ネヴァイヴェント

おすすめ度:★★☆☆☆
ベリオロスの片手剣。

  • かなり低い攻撃力300

  • 高めの属性値46

  • 僅かな紫(10)

  • 非常に優秀な会心率35%

  • スロット2-1

  • かなり痛い百竜スロットLv.1

いつものベリオ武器の性能だが、なんといっても百竜スロットレベル1が痛すぎる

素の攻撃力が低すぎる上に(普通のモンスターに使う場合は)傀異錬成が百竜スロット強化に割かれてしまうので攻撃強化で補うことも出来ない。会心率35%でこれを取り戻すのは難しい。

なので総合的な評価は低めで出番も少ないが、唯一ヤツカダキ原種にだけは割と有効。弱点特効が活かしづらいので素の会心率35%が有難く、その上ヤツカダキは数少ない「○○特効が一切効かないモンスター」なので、百竜スロットレベル1も大きなデメリットにならない

注意として、ヤツカダキ戦で殴ることが多い「糸纏の脚」と「繭状態の腹」は、どちらも氷が5しか通らない。「ネヴァイヴェントがヤツカダキに有効」というのは、あくまで素の会心率35%の影響の方が大きい。

総じて、武器自体がそこまで弱いというわけではないが、今のところヤツカダキくらいしか使いどころがない(1つでも使い道があるだけまだマシな方とも言える)。もしワールド仕様のナナ・テスカトリのように「弱特が活かしづらいが氷はそこそこ通る」みたいなモンスターが追加されたら輝く武器だとは思う。

セクトトレスブラン

おすすめ度:★★★☆☆
虫片手剣の氷バージョン。

  • そこそこの攻撃力330

  • そこそこの属性値37

  • 長い素白60、匠2から紫

  • 非常に優秀なスロット4-2-1

虫片手の例に漏れずとても優秀。

長い素白を活かして快適装備を組むことも出来るし、匠で紫を出して維持する運用も強い。

(繰り返しになるが)氷属性には「素紫かつ攻撃力、属性値ともに高水準」という武器が存在しないので、その中で物理と属性のバランスが良いセクトトレスブランは他の虫武器以上に紫運用が有力な候補となる武器になっていると思う。

これも虫片手共通だが、セットで匠がついてくる巧撃刃鱗装備で紫を維持する運用も強力。レベル4スロットに回避Ⅱの装飾品が入れられるのも嬉しい。

総じて、長い白とスロットを活かした快適装備用片手剣としてはもちろん、前述のとおり紫運用も他の虫片手に比べ相対的に強く、火力特化装備を組むのにも使えて非常に強力だと感じる。なのでおすすめ度は★5にしてある。

(2022/02/11更新)氷帝アンナパレスの登場に合わせて評価を★4→★3に変更

氷帝アンナパレス

おすすめ度:★★★★★
タイトルアップデート第四弾で追加された、イヴェルカーナの片手剣。

  • 高い攻撃力340

  • 低めの属性値24

  • 素で紫30

  • 優秀なスロット4-1

属性値以外は非常に優秀な性能。こいつの登場で氷片手剣の状況が一変した。

その属性値もアップデート4で追加された傀異スロット拡張ボーナスである程度カバーできるので、そこまで気にならない。

物理寄りの氷片手剣はこれでOKというくらいには優秀でおすすめできる一本。

まとめ

氷片手剣は(素紫で)物理と属性の両方に秀でた武器が無いため、相手やプレイスタイル(昇竜なのか風車なのか、ジャストラッシュは使うのか、etc.)による武器選択、装備構成が他属性に輪をかけて重要になってくる。他属性より装備作りにかなり迷うが、その分楽しい。

まとめると、

  • 物理重視であればプレリューネ or ギガゴザクゥ! アンナパレス

  • 属性重視であればアヴァイシュドゼロ or ミストラル=ダオラ

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