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『今日、誰のために生きる?』を読んでみた‼

昨年11月にこの本が出版され、話題になっていたので年明け早々に読んだみた。本に書いている事は、ごく当たり前のように感じる事柄が多く書かれていたが、その当たり前に思っていた事が、案外出来ていない事にも気付かされる。特に日本人は、時間に急かされて生き急いでる感じがしたので、その事について一度立ち止まって考える良い機会になった。特に、自分としっかり向き合っていないし、ましてや他人には表面的にしか向き合っていない気がする。たまにファミレスに行ったときなど、なにげなく周囲の様子を見ていると、お互いテーブルに座りながら、目の前の人ではなくスマホを操作しているのが目につく。私なんかは、マナーが悪いと思ってしまうので、スマホはたいがい鞄の中にしまっているが、テーブルに置いている人も多い。

自分を見つめ直す切っ掛けになります!

この本では、度々「縄文時代」の日本人の姿が、ブンジュ村の村長の口からペンキ画家SHOGENに語られます。目の前に居る人と「真剣」に向き合っていない事を、村人の子供たちから指摘されて凹む姿は、自分とも重なっていました。特に家族と向き合ってない事に気付かされ、冷や汗が出る思いでした。大概、家族との会話は上の空で、別な事を考えながら適当に相槌を打って終わっていた事に愕然としたものです。自分の家族を大切に出来ない者は、他人も大切に出来ないと思わされました。このブンジュ村では「中今」が浸透しており、今目の前に居る人との時間を大切にするのが当たり前になっています。よく「一期一会」と言いますが、さらに「一瞬一瞬」を大切にする心が、お互いの絆を深める事に繋がります。最近は、SNSが浸透した為、多くの人と出会い繋がる事が容易に出来ます。便利な反面、レスポンスが悪いと批判されたり、批判したりします。それが過ぎるとお互い「誹謗中傷」に発展して、嫌な思いをすることもあります。ふだん何気なく使っている言葉も、文章にすると「冷たかったり、厳しかったり、こっけいだったり」して、上手くニュアンスが伝わらない事も多く、そこから誤解が生じて、ギクシャクしたり疎遠になったり、悲喜交々です!
この本は自分の「在り方」を見つめ直すチャンスになる読み易い本なので、お勧めします!

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