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癒して終わりはもう終わり。人生を歩む力を与えてくれるアクアマリンについて。

青い石に惹かれるという人は少なくないと思います。濃い深い青。逆に先を見通せる透明な青。海のように、空のように。様々な青い石がこの世にはたくさんあります。
その中でも、今回はアクアマリンをご紹介します。

上の水色の石がアクアマリン

ベリルの兄弟

アクアマリン、エメラルド、モルガナイト……etc
実はこれらの石は、ベリルと呼ばれる石なのです。
ベリル自体は無色透明な鉱石なのですが、そこに鉄を多く含んだ石をアクアマリン、鉄やバナジウムを多く含んだ石をエメラルドと呼びます。含まれる不純物により色が変わります。違った色彩の石に対して別々の宝石名がついているのが特徴ですね。

鉄から生まれた天使の石

アクアマリンには多くの鉄が含まれています。ですが硬質な鉄から想像できないような、やわらかい青色をしているので「天使の石」とも呼ばれています。癒しの石として愛される天然石です。

アクアマリンという名は、ラテン語で水を意味する「Aqua」と、海を意味する「Marinus」を組み合わせたものが語源だといわれています。2000年以上前の古代ローマ人が命名したと云われています。

「海の精霊が落とした宝物が浜に流れ着いたもの」「精霊セイレーンが宝石のかたちにされたもの」と、ギリシャ神話にも登場します。古来からその優しい青色に、神秘的な意味を見出していたようです。
また、単なる装飾品としてだけではなく、航海のお守りとしても愛されてきました。

逆に「夜の女王」と呼ばれることも。これはアクアマリンの見た目からは想像できないギャップがありますよね。
これは月の光のような弱い光も受けて輝く、アクアマリンの美しさからきています。神秘的な力で持ち主を夜の暗闇から守ると云われています。
ヨーロッパの貴族は夜会に行くときは必ず身に付けたそうです。キャンドルのような光でさえも捉えて輝くアクアマリンに、自身の魅力を増幅させる効果を期待したようです。

癒すだけじゃない。幸福を掴み取る石

そんなアクアマリンの石言葉は「幸福」「聡明」「勇敢」
アクアマリンは、海のように優しく穏やかな心で幸せな気持ちにさせると云われています。また、美しいマリンブルーがサムシングブルーを連想させることから「幸せな結婚」という意味も持つようになりました。

吸い寄せられそうな青い色は、頭をクリアにし、冷静な判断力をもたらすと云われています。青は知性の色とも言われますしね。古代の哲学者たちはアクアマリンを身に付けることで知恵が深まると考えていました。

海の守護石とも言われるアクアマリンは、船乗りたちに勇気をもたらしてきました。どんなに荒れ狂う海でも勇敢に立ち向かうことができる。アクアマリンは持ち主たちに強い力を与えてきたのです。

人生は癒して終わりではありません。その先に進む必要があります。力強く歩むためのサポートを、アクアマリンはしてくれるでしょう。

アクアマリンの効果

海のように穏やかな心を取り戻す

アクアマリンはその見た目通り、心を落ち着かせる効果があります。ヒーリングストーンとしてよく知られています。身に付けることで、ストレスや不安感、緊張感を和らげます。眺めることで海のように深く、広く、穏やかな心を取り戻せるでしょう。
人前に立つ場面や面接の場面でも大活躍します。

冴えわたる頭脳で正解へと導く

青は冷静さを象徴する色。冷静で明晰な思考を促進すると云われています。混乱や感情的になってしまう状況でも頭は冴えわたり、いつも正しい答え選び出すことができるでしょう。
試験の場面でもおすすめですが、リーダーシップを発揮する場面でも効果を感じられます。

自己を表現し他人と打ち解けあう

誰かと仲良くするには、自分はどのような人間か表現する必要があります。アクアマリンは自己表現を助け、コミュニケーションの障壁を取り除く効果があります。職場や学校だけでなく、家族や恋人、夫婦との関係も円滑にしてくれます。
新しい出会いの場面でのお守りにもってこいでしょう。

人は無意識のうちに癒しを求めている

青い石は癒しの効果を持つものが多いです。アクアマリンももちろん癒しの力があります。
何故人は青い石に惹かれるのか。それは無意識レベルで癒しを求めているからなのかもしれません。
しかし、アクアマリンはただ癒すだけでなく、前に進もうとするあなたをサポートする石でもあります。
日々を前向きに、明るく生きたいと思うあなたにぴったりの、力強いパートナーとなってくれるでしょう。

アクアマリンがもたらす力に注目した小説もあります。
お暇でしたら是非!


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