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【写録】駒ヶ瀧(北広島町)

龍頭山の山中、別荘地を抜ける登山道をのぼること30分。登山道の脇道に「駒ヶ瀧」の看板を見いだすことができる。

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最終目的地「龍頭山」山頂までは3時間程度の行程を頭に入れているので…まだまだ先は長いし、とりあえず休憩するかと思いつつ瀧を目指して歩く。(いや、登る…ダナ)

程なくして山間から涼しい風が降りてくるのが嫌でもわかるので、「あぁ、瀧も近い」と安心しながら右に左につづら折れる。

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鎌倉時代、源義仲と源義経両軍による「宇治川の戦い」があり、その先陣争いに登場する「磨墨(するすみ)」と「池月」という名馬は、この龍頭山をかけめぐり育ったと伝えられ、この滝は二頭の馬(駒)にちなんで「駒ヶ瀧」と名付けられたといわれています。《現地掲示板より》

瀧の落差は36m。
いわれているほど、高い気もしないんですが。まぁ、36mですから36mなんでしょう。(おい)

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瀧そばにはお堂があります。修験者が行場としてこちらには訪れていたとあり、手前道標の仏像「龍頭観音」でしたから、恐らく観音堂…だと思われ。

また、平安時代に弘法大師が訪れたと伝えられ、この滝の裏側の洞窟には仏像が安置されているとともに、江戸時代には広島藩の絵師「岡岷山(おか みんざん)」が、この滝を描いた「都志見往来日記」を残しています。《仝上》

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CPL+ND4フィルターで1.5秒手持にて時を止めてみました(水の流れをファンタジックにしてみたくて)。露光が強くて白飛びまくり(💦)

駒ヶ瀧は古くから修行の地・景勝の地として有名な滝として知られていました。《仝上》

冒頭に出てくる、「磨墨」と「池月」両頭に関しては。以前訪れた「龍頭が滝(雄滝)」(「駒ヶ瀧」があるのは山県郡北広島町の「龍頭山」。「龍頭が滝」は島根県雲南市)で振れておりました。が、そっちは確か…親子の泳ぎが上手い馬というナシでした。

馬の名前が「磨墨(広島)」と「麿墨(島根)」と表現分かれており…後者の掲示板見落としだったかもしれません。また、訪れる機会があれば…よく見てみることと致します。

龍頭山は、山頂直下まで林道が整備されているので、車やバイクで登る人もわりとおられます。何時だったか、ここの駐車場で昼寝してる営業のヒトを見たこともありましたね。

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「なんだ…すぐじゃん、『駒ヶ瀧』…」とか、いわない様に。

この「現在地」から…斜め左下にある「駒ヶ滝」までは、行きは下りで帰りは登り。「権現坂」とよばれる登山ポイントにて、けっこうな勾配の登り山道で、息をつきながらの駐車場到着でした。

基礎体力…大事です。

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本日、快晴の龍頭山でございました。(合掌)