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【紀行】世羅高原『花の森』

学名:Physocarpus opulifolius
和名:アメリカテマリシモツケ

扉絵の花。
早口言葉の様な和名ですが、別称『ナインバーク』。バラ科・テマリシモツケ属ということで、アジア東部・北アメリカ・メキシコに分布する落葉低木なのだそうです。

生き物でも国外から流入・放流されたものの中には特定外来生物として繁殖を抑制したり、駆除されたりするモノが多いワケですけど。観葉植物もしくは国内での同種駆逐の恐れがなければこうやって育成することもある…と。

CANON RF16mm F2.8
今回、初起用でございました。。

タンポポの黄色いのは外来種で白いタンポポが本来の国内自生だ、というのは『この世界の片隅に』で見たんだっけな。

いずれにせよ、見るべき場所で鑑賞することができれば…眼福ということで。コデマリによく似た花を眺めつつ、外来種のあり方についてモノ思う初夏でございます。

今回、こちら「そらの花畑 世羅高原花の森」に訪れたのは、20キロ足らず離れた場所にある「矢野温泉公園 四季の里」のアヤメ池を目指してのことだったのですが。目下の所、6月開業を目指して園内整備中との由。

で。庭師のオッサン達がココを教えてくれました。怪我の功名…お陰様で沢山の薔薇を愛でることができました。オッサンありがとう。

三瓶山ではカキツバタが咲いてはいるものの、こちらは高地内陸なのでまだアヤメの時期ではないということなんですね。

見た目、確かにコデマリ風。

閑話休題。
アメリカテマリシモツケには幾つかの種類があります。こちらで見ることが出来るのはルテウス(Luteus)とディアボロ(Diabolo)。インパクトはディアボロの方がありました。

ディアボロ(Diabolo)
葉は赤ジソのような色で、新芽の時期から落葉するまで観賞することができる。特に、秋の紅葉期は赤みを増して濃いワインレッドに変化する。
ルテウス(Luteus)
新芽は黄色で、だんだんと黄緑色に変化し、最後には緑色の葉になる。
(下側はずいぶん緑化しております)

園内、世羅バーガーのキッチンカーもあり。平日にもかかわらず沢山の方がお越しでした。折しも観光バス1台が入れ違いに出発というタイミングでの入場。園内広いので散策には問題ないのですが、雨の時はどーでしょうねぇ。傘指して薔薇見るのもオツではございますが。

写真撮るには、雨のしたたる花弁など狙えて好都合ではあります。

果たして来年も来ることができるか否か。
往復3時間は、結構な移動距離でございました。(合掌)

(6月中も、バラ園はまだまだ続くそうです)