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【紀行】会津駒ヶ岳(福島)

会津駒ヶ岳(あいづこまがだけ)は、福島県南会津郡檜枝岐村にある標高2133mの山である。日本百名山の一つ。一等三角点「岩駒ケ岳」(標高2132.4m)設置。会津駒(あいづこま)の略称で親しまれている。

単に「駒ヶ岳」と呼ばれることも多い。頂上とその稜線は草原のようになっており、木道の敷設されている場所もある。山頂から北北西の中門岳方面への稜線には池塘が多く、高山植物が多い。
《 from Wikipedia 》

駒ヶ岳と名付ける100名山は以下の通り。

1:木曽駒ヶ岳(2956m)
2:甲斐駒ヶ岳(2967m)
3:会津駒ヶ岳(2132m)
4:越後駒ヶ岳(2003m)

標高順にならべ替えてみた…ところ。百名山中、西日本では2000mに満たない山々でも、相当に苦しい山もあれば。東日本アルプス界隈、実際は八合目までリフトやロープウェイで登れるものもあったりと。お気楽湯けむり路線の山もなくはないんです。

先述、四駒ヶ岳。いずれもふもとから登る、ゴリゴリの百名山です。

今回、会津駒ヶ岳は檜枝岐村滝沢登山口よりアプローチ開始。「水場」・「駒の小屋」・「山頂」を経て来た道を戻る前日燧ヶ岳同様、往復コース。稜線を歩いて尾瀬御池ロッジ手前に降りてくる巡峰コースもありますが、こちらは健脚者向け中級コース。

帰りの新幹線もあるしね…。師匠はこの巡峰コースに興味津々ではありましたが、交通機関の制約には勝てません。(へっへっへ)

どーも、この。
やる気ナシ隊員的な流れが定着しております。「猫又!」とか云われない様に、さっさと登ります。(笑)

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基本…こんな感じの急登が尾根筋まで続きます。

返しても返しても、借金する道楽亭主の為。楽の出来ない、家族の思いに重なる労苦が続くのです。(借金までして、パチンコ行くなっ!的な)

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時折みせる稜線への道…。(時々、思い出したように買ってくるケーキ…。あれ何とかナランもんかね、的な)

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たまーに、こういう綺麗な空にも巡り会えます。(ホント、偶々)

同行引率のF師匠はこの日会津駒ヶ岳に登る前(2週間ぐらい前だったか)「甲斐駒ヶ岳をやってきた」とのこと。

余談ですが「やってきた…」は、山屋の皆さんが好んで使う表現です。

「いやぁ、先週『剣山』やってきました」は…あまり使わない方が良いです。なぜなら、剣山。9合目付近までリフトがあるから「やってきた」の部類に入りません。

「やってきた」の使える山と使えない山とがあるので、ご注意下さい。

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山頂には有人の山小屋『駒の小屋』があり。小屋の手前には大きな池があります。山頂に水気があるのはとても和みます。花も数種咲いており気持ちもまた穏やかになるので尚ヨシ。

山頂は駒の小屋から20分ぐらい離れた場所にありますが。小屋まで来れば目と鼻の先。人間ゲンキンなもので、目の前にあって近い目標に関しては楽観的になります。良いことか悪いことかは別として。目標は手近なところに置くのが人生好転のセオリー。

職場結婚も好転のセオ…。(ちがうな、断じて違う)

で。
山頂に向かいます。

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振り返ると…。駒の小屋が見えます。

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こちら(小屋の右手斜め奥)が、昨日のぼった尾瀬燧ヶ岳。「昨日はアソコに居たんだよな…」と、思うワケです。

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左手遠方には富士山も見えました(めったに見えないそうですが)。このあたりはOLYMPUS12-200mm高倍率ズームレンズの御蔭ですね。

今回の高山植物は以下三種。

<山車(ヤマグルマ)>
ヤマグルマは他の広葉樹と異なり、針葉樹と同じく仮道管によって水を吸い上げる機構を持つため、寒気の強い亜高山帯や乾燥した岩場、豪雪地帯でも適応できる。別名、トリモチノキともよばれ、トリモチが取れることで知られている東アジア特産の被子植物の木本である。《 from Wikipedia 》

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<深山茴香(ミヤマウイキョウ)>
セリ科シラネニンジン属の多年草。別名、イワウイキョウ、ヤマウイキョウ。高山植物。花期は7-9月。茎頂か、分枝した先端に小型の複散形花序をつける。花は小さく、白色の5弁花で、花弁は内側に曲がる。
《 from Wikipedia 》

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虫の苦手な方ごめんなさいね。蜜吸うアブ(→×ハエ)もいるんだな…と。

<深山竜胆(ミヤマリンドウ)>
リンドウ科リンドウ属の多年草の高山植物。北海道、本州の中部以北に分布し、高山帯の湿原や湿り気のある場所に自生する。《 from Wikipedia 》

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山頂を極め、昼食を摂ってから下山。全行程6時間ぐらいだったでしょうか。途中、温泉で汗を流すことができればよかったのですが…。檜枝岐村から那須塩原までの時間が読めなかったこともあり。駅迄直行。

「那須塩原」という駅は天皇家保養所もあるところゆえ、新幹線もかなり止まるのかと思いきや…西日本的に云えば、「相生(兵庫県)」とか、「新倉敷(岡山県)」とかと同じ位置づけ。

「こだま」はとまるけど「のぞみ」は止まらないイメージの駅。

結果。登山口から駅直行で間違いございませんでした。東京乗換~のぞみにて広島迄、六時間。山に登るよりもそっちの方が苦行であったと云えば云える旅程。

「あー、よく遊んだ。明日からまた仕事かよぅ」的な山旅でございました。

なんだかんだ言いながら…スキなんでしょうな。何年かすると、ウズウズするわけですが、去年の祖母山から今年。全くご縁がございません。(笑)

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思わぬ長文となりましたが…。
最後まで御披見、ありがとうございます。(合掌)