何も怖くない夢 - 2024/01/13

度重なる余震のおかげもあって気が気でない。
震源地からそう遠くないので、もしまた大きく揺れたらと思うと、右側のこめかみが痛くなってくる。
恐怖と不安を常におんぶしているので、両肩の凝りもひどい。
こんなお気持ちを書いても何にもならないとは思いつつ、蓄積されるストレスで集中力が途切れやすくなっている為、この程度の事しか書けない。
いや、元よりこの程度の酷い文章ではあったか。
なんでもかんでも地震の所為にしてはいけない。
他責で言い逃れようとして、すぐに自分を可愛がる。
私の悪い癖だ。


◯銀河系夜八時

「ロンドンは夜8時」という曲のリメイク&カバーらしい。
原曲について詳しいことは知らないし、中国語の部分は聞き取れもしないのだけど、これを流している時は落ち着けた。
この文章も、この曲を聴きながら書いている。

眠れないなりに、何かしようとは思うものの、何も考えたくはなかったので、この曲を聞いて、泣きながら毛布の中で意識を手放す事を繰り返した。
巨大な映画館を放浪する夢をみた。
少なくともこの夢の中では…私は救われているような気がした。

「何も怖くない 夢だけを見てた」

眠ったように死にたいだとか、眠っている内に死にたいだとか、そういうのを言いたいのではないけど、そういう言葉を使いたくなる気持ちはおおいに理解できる。
線路の上に布団を敷くのは簡単だ。

だが今の私が死んだところで、何になるというのだろう。
まだ向き合っていないモノの方が多い。
私はそれに立ち向かわなくてはいけない…ような気がしている。

結局のところ、人間も自然界の動物でしかないから、生きる意味だとかも特別ありはしないのだけれど、そう知りながらも、私は生きることに意味を見出そうとしている。
何故かというと弱いからだ。
そんなくだらない事でしか、自分の正気を保てないからだ。
「ここまで生きてきたのだから、人生に意味が生まれるはずだ。」
こうでも思わなければ、私は耐えられない。
私はこれを続けなければいけない。
狂って死んでしまうからだ。
狂って死にたくはない。
狂って死んだ方が幾分マシだろうに。

ここ最近、人生そのものが、愛着に取り憑かれた悪夢のように思える。

生への固執は呪いだ。
付き合ったところで時間を無駄にするだけだ。
こいつの所為で二十年と少しを生きてきた。

「貴方の人生などというものは、わたくしに付き纏われずとも、元より三角コーナーのような異臭を放っていたのではないでしょうか」

右脳がキイキイと喚き出す。
うるさい奴だ。
たのむから、黙っていてくれ。
生きればいいんだろう。
お前は俺が生きてさえいればいいんだろう。

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