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第4回善通寺まちづくり会議(愛称:ホコリエイションミーティング)を開催しました!

2023年11月11日(土)に第4回善通寺まちづくり会議(愛称:ホコリエイションミーティング)を開催しました!

リニューアルオープンをしたZENキューブの中で、香川大学経済学部教授西成典久教授(善通寺駅周辺地区まちづくり検討委員会(愛称:ゼンビューン)委員長)を講師としてお招きし、講演とグループワークショップを開催しました。

今回のテーマは「ウォーカブルな街・ストリートの可能性を考えよう」と題して、普段利用している公共空間や道路空間のあり方を参加と皆さんと考える機会としました。

まずは西成教授から「居心地の良い街とは?居心地の良い道路空間とは?〜歩車共存のススメ〜」と題して、話題提供していただきました。

西成先生による話題提供

イタリアの事例を紹介いただき、道路空間を歩者共存に変えることで、歩行者に対する運転手の注意力が増したり、まちの美観の向上にも寄与することがわかりました。特に、善通寺市でこれを試すとどうなるか、というお話は、皆が興味を抱くものとなりました。

そのあとは、参加者全員でまち歩きを実施しました。善通寺のまちなかをより良くするために、現状のどこをより良くするれば良いのかを歩きながら考えました。

市道一高西側線は歩道が車道より高く、バリアフリーの点で見るとどうなのか。学生が通学していない時間帯の車の通行状況と車のスピードがどう感じるか。じっくり見てみると、改善していくところはたくさんありそうです。
善通寺駅前周辺は、平成16年頃に整備されましたが、安全性はどのように変化したか、駅周辺の使われ方はどうなのか、今後の善通寺のまちのために皆が考えています。

まち歩きのあとは、グループに分かれてワークショップを行いました。今回は、市道一高西側線と駅周辺を題材に、3グループに分かれて意見交換して、発表をしました。今回は、善通寺一高の生徒さんと市民の方々10名以上参加してくださり、多種多様な意見が出てきました!

発表の様子

市道一高西側線は、善通寺一高の生徒がよく使っているので歩行空間の改善は大切としつつ、歩道と車道の段差があることから歩行者の安全性が確保されている反面、自動車がスピードを出しているという課題を挙げているグループがありました。一方で、自動車を全て排除することは難しいので、スピードが出ない道路設計にするのはどうか?という意見もありました。

また、植樹に関しても、桜の季節は綺麗だが、最近は開花の時期が入学式と被らない点や開花時期が1週間たらずであることから、別の木を植えても良いのではないかという意見がありました。

また、善通寺の良さは、駅を降りてから見える五岳山の景観であり、それを大切にした方が良いという意見もありました。

善通寺一高の生徒からは、
・駅前の階段で座るなと言われているので、駅近くでどこか居場所がないだろうか
・正門を出るとすぐ道路があり車と接触しそうになった
などの悩みも出て、それらの解決方法も考えていただきました。

↓↓↓当日のワークショップの内容です↓↓↓

グループ①
グループ②
グループ③

発表を聞いていて、いろんな案が実験できればいいなと感じました。たくさんの課題が今すぐに片付けられることはできませんが、このように皆で考え、実験し、良いものにしていく、このようなコミュニティがとても必要だなと感じました。

最後に、西成教授からは、「善通寺駅前の様々な条件やワークショップの意見から、歩者共存の考えを追求してもよいと感じる」とのご講評もいただきました。

ご参加いただきました皆様、本当にありがとうございます!

引き続き、よろしくお願いいたします。


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