ローリングストーンズアルバム個人的評価(基本初期はUK盤です)前編。

  今更ローリングストーンズのアルバムについて書くのもどうか、とも思ったのだが、完全スルーしていたBLUE&LONESOMEが聞いてみるといいアルバムだった事と、今後アルバム作成するとは余り思ってないので一度振り返ってみようかと考えた。僕の音楽の入口は間違いなくストーンズだったしね。

 まぁ歴史は長いバンドだから余りリリースしない時期があってもアルバムの数はある。何処に価値軸を置くかで評価は分かれるとは思うがここは僕個人の感覚で評価をS~Eまで付けて簡単な理由も書き添えます。

 ストーンズのディスコグラフィー

 https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%AD%E3%83%BC%E3%83%AA%E3%83%B3%E3%82%B0%E3%83%BB%E3%82%B9%E3%83%88%E3%83%BC%E3%83%B3%E3%82%BA%E3%81%AE%E4%BD%9C%E5%93%81


 勝手に引用していいのかな。。今度300円寄付すると言う事で。。

 ※ベストとライブアルバムは省きます※

 初期のUS盤と、ベスト、ライブ除くと僕が認識してるアルバムは31枚かと思います。EPと一度もCD化されてないアルバム( Jamming with Edward!)は除外。Jamming with Edward!は公式ブートレッグみたいなものなので。

 時系列の把握は引用のwikiでしていただくとして。

   大雑把に時代分けすると

 ①Aftermathより前。ブライアンジョーンズ期と言ってもいいと思いますが、オリジナル曲半分、カバー半分みたいな白人ブルース時代

 ②Aftermath以降Let It Bleed迄。ブライアンがいてジャガーリチャーズが主導権を握るオリジナル曲にほぼ完全移行した時代

 ③ローリング・ストーンズ・レコード設立以降。ミックテイラー期

 ④ロンウッド加入初期。Black and BlueからTattoo Youまで

 ⑤キースリチャーズ主導権時代。 Undercover、Dirty Work

 ⑥バンドが完全に力を失った以降  Voodoo Lounge以降

 この辺りが個人的なストーンズのアルバムを時系列で見て大雑把に分けてみた感じです。多少異論はあると思いますがそれなりにはこれで分けられると思ってます。

 ここから評価していきましょう。

 アルバムをSからEに評価していきます。最近流行ってるアレですね。

   ランクS

 Exile on Main St.  Let It Bleed Beggars Banquet Sticky Fingers

 この4枚がS級です。すごいこのアルバム4作は連作です。

 Beggars Banquet→Let It Bleed→Sticky Fingers→Exile on Main St. の順序。

 僕が好きな順序だと

 Let It Bleed→Beggars Banquet→Exile on Main St.→Sticky Fingers

  の順番ですがここは好みです。混沌としたLet It Bleedを取るか、総花的なExile on Main St.を取るか、一番ギターがソリッドで音が重いSticky Fingersか、アコギとエレキのバランスが良く、尚且つ悪魔を憐れむ歌、と言うその曲の収録シーンだけで映画にさせてしまう思い切りなキラーチューンのあるBeggars Banquetを取るかです。この4枚は異常にクオリティー高いです。お薬に体がやられていなかった時代+ブライアンの影響から完全に脱した期です。ここは異論無いと思う思いたい。正直、この4枚だけ聞きこめば良いかもですね。

 次はAに位置するアルバム群です。

 ここに僕が位置付けするのは

 Aftermath Some Girls  Tattoo You Blue & Lonesome

 この4枚。

 Aftermathは初めてオリジナルで固めたアルバム。佳曲が多く、Under My Thumbと言う初期に作られた最高にかっこいい曲が入ってます。

 Some Girlsはタイトル曲、キースとロンウッドのギターの絡みの基本になるBeast of Burden 後、典型的なストーンズナンバーのShatteredが収録されてます。低迷期から一気に巻いた感があります。駄曲が無く完成度が高い。Sクラスの4枚と比べると小粒感はありますが、時代的に大作を求めない時代に入ってきたと思いますね。

  Tattoo You これ、僕が最初に買ったLPで思い入れは深いんですが、A面は大した事無いです。標準以上には出来てるし集中力もある。でもこのアルバムはB面のミックジャガーのファルセット満載のブルージーな曲の連打ですね。ちょっと涙目になるくらいいいです。

 Blue & Lonesome これスルーしてたけどちゃんと聞いて良かったと思いました。これ以上のアルバムはこれ以後出ないです。断言。キャリアの集大成的な出来で、いい意味でじじいにしか作れない曲と間合いを集中力を維持しながら作品にした感じですね。Dirty Work以降聞かねーよクソばっかじゃん!って人には聞いて欲しいですね。これだけ飛びぬけていいです。

 はい、Bですね。ここは初期三枚 The Rolling Stones、The Rolling Stones No. 2、Out of Our Heads それとBlack and Blueかな、と。

 The Rolling Stones これは習作、って言っていいレベルだと思うんですがエネルギー全部突っ込んでる感がめっちゃ若々しくていい。今だとこのレベルのアルバムは自主製作レベルでしょう。ただインディーズのアルバムを聴く人は完成度よりエネルギーや拙さを含めた青臭いとこを魅力に感じて聴くのでは。そんなアルバムですね。まぁ古臭いので配信で何度か聞けば出発点が解ると思うので聴いてみて下さい。

 The Rolling Stones No. 2 Time Is On My Sideが入ってるだけで充分ですが、What A Shameって極初期のジャガーリチャーズ名義の曲やPain In My Heartの未消化ながらもとりあえず食いついてるエネルギーは捨てがたい。

 Out of Our Headsね、冒頭4曲とHeart Of Stone、Cry To Me、The Under Assistant West Coast Promotion Manが入ってるだけでいいです。UK盤には(I Can't Get No) Satisfactionは入ってないけどあんな曲は今更聴かなくていいです。僕は絶対聴きませんあんなダッセー曲。特に冒頭4曲はモノラルで聴くとクソみたいに音悪いですが青臭くて泣けます。

 Black and Blueですね。ロンウッドアルバイト君最初のアルバムです。かなり音はスカスカです。評価もそう高くないです。ただ、通して聴くとコンセプトがはっきりしていてアルバムの整合性がキチンと取れてるなと。Hey Negritaなんてめっちゃセンスいいと思いますよ流石ミックジャガー、流行もので廃れにくいのパクッて作ってます。全般佳曲。流してると妙に聞き入る感じです。黒っぽいAOR。

 さて、Cですね。ここにはガシガシと入って来ます。ミックテイラー後期とか初期ストーンズの変化球とか。

 今日は眠くなって来たのでまた後日です。

 

 

 

 

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