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「透明」はなぜ美しい? ~ ChatGPTとの対話

ガラスとか氷とか綺麗な水、クリスタルなんかの「透明モノ」に好感を持ってる人類は自分も含め多いと思うが、なぜそうなのかについてはよくわからない。生理的な要因にも関係するだろうし、知人の一人が「透明は(存在として)珍しいから」と言っていたのもなかなか興味深い意見だ。ただ、確かに宝石なんかは稀少だけど、空気とか水のように大量にあるものも透明だから、この意見、論理的に完全に納得できる訳でもない。

ということでChatGPTとの対話である。後ろの方で、「なるほどね」という意見をChatGPTが言ってくれたのでトクした。
特に確定的な正解がないだろう領域で視点を拡げたい時相談すると、大抵の場合トクする、というのが自分のこれまでの経験。正解なし領域だと、チジ君が派手に間違っても、実害がないとこもいい。

注:以下を含む本noteにおけるChatGPTとの対話は、対話そのままの転載はネット上の重複コンテンツと認識される可能性があるため~って、ChatGPTに言われました~趣旨を乱さない範囲での編集上の改変や脚色を含みます。

私:
透明ってなんか素敵よね・・。透明に関する人間の美感の理由が知りたい。君の仮説は?

ChatGPT:
純粋さと清潔さ、軽やかさと開放感、希少性と特別感(おっ、出た「珍しさ」・・)です。

透明なものは一見して清潔で純粋な印象を与え、何も隠さないことを象徴しており、真実だという印象を人々に与えることで好感を抱かせます。
また透明な素材やデザインは軽やかで開放的です。光が透過する様子や、背後に広がる風景が透けて見えるために、空間の広がりが強調され人の美感を刺激するのです。

加えて宝石のように、透明なものが一般的ではない場合その希少性も美しく感じることに影響を与えていると考えられます。高価で特別な存在と思うことで、魅力が増します。

更に透明な状態においては、色彩の表現が豊かになります。光が透過して幻想的な色彩を生み出しますので魅惑的ですし、色の変化や反射なども透明なものが不透明なものより美しいと捉えられる原因かもしれません。

私:さすがー、なんか頭が整理されてきた。

ChatGPT:
お役に立てて嬉しいです!

透明なものは光が透過するため、背後にあるものが透けて見え、この性質から奥行きや重なりを視覚的に捉えることが可能になります。奥にあるものを見えやすくするということです。(そりゃそうだよね。それが透明ってもんさ・・)。

これには以下のような例があります。
水中の景色: 水面や水中を見ると、水の透明さによってその下の景色や物体が透けて見えます。水面下の世界を観察することが可能になるのです。

窓ガラス: 窓ガラスも透明な存在です。部屋の中から外を見ると、外部の景色を見ることができるため、室内と外部空間のつながりが感じられます。

透明な芸術作品: 透明な素材を使った彫刻やインスタレーションにおいては、素材の透明性によって重なりや反射が生じ、奥行きや幻想的な効果が表れます。そのため、作品の内部や奥行きの空間を探求する楽しみが生まれるのです。

(うん、例によって当たり前でありつつも丁寧に噛みしめると若干の哲学的感興を刺激する的な?チジ君風言説の展開・・。)

即ち透明性は、視覚的な深さや奥行きを強調することで、観る人をその奥にあるものへと誘う力を持っているのです。それが透明なものや状態が、高度な審美的魅力を持つ要因となっているのでしょう。

私:
「奥にあるものへと誘う」、という観点はいいわー。透明モノは我々を誘導する性質を持ち、かつ我々自身がその誘導にのりつつ動いていくっていう、主体的探求動作を励起するという性質がある訳ね。

ちょっと横道に・・。

ChatGPTが述べた透明の性質を記述した描画AIへのプロンプトを書かせてみた。それを自分で多少いぢくり、こういうプロンプトを書いてこういう絵を創る。

プロンプト:
「柔らかな光の下で輝く、用途不明の見事な透明オブジェ。見る者をさらに奥へと誘う、深く神秘的で複雑な透明感。その内部では光が反射し、とらえどころのない幻想を生み出している。この生成物は、透明の神秘性と奥深さを表現し、見る者に崇高な感覚を与える。8K解像度、超詳細でリアル、傑作、最高品質」

透明なもの(AI作)

もとい、

ChatGPT:
透明性には、主体的な探求動作を励起する性質があるという指摘は興味深いです。
透明なものや状態は確かに、奥行きや深さを通じて観察者を引き込み、奥にあるものへの探求心や好奇心を刺激します。この性質によって、観る人がその環境や情報に対して積極的に関与し、主体性を持って動くことが促進されるのです。

この動的な性質から、透明性は視覚的探求を鼓舞し、観察者が新たな発見や洞察を得る機会を提供します。透明なものを通して、観る人は物事の本質や背後にある意味に迫ることができ、単に探求心を満たすだけでなく、知識や理解の深化も促進されるのではないでしょうか。
透明性が動的な性質を持つことから、透明なものを観察することは、単なる視覚体験だけでなく、観る人の行動や思考をも刺激する活動にも繋がると言えるでしょう。

んー、なんかこっちの話にノってきすぎのような気もするが、実の処「透明」と言う存在は向こう(透明なもの)が有する客観的な性質であると共に独得の機能と効果を持っており、それはこっちを引き込むという動的なものなのだ。(視覚的な特徴はなんだってある種の機能は持ってるが、透明のそれは例えばザラザラとかもふもふなもんとは全然違うってことですね、当然だけど。)

さて、透過性やレイヤー表現は美術においても殊に考慮される要素で、個人的にも透明という質は絵を創る際に常に念頭に置いています。必ずしもあからさまなスケスケでなくとも、何かしら透明な感じを生じるように・・。

是蘭作品「主(ぬし)なき花 Flowers without a Master
グローバルなアート作品販売プラットフォーム、TRiCERAにて販売しております。(本作の女性像部分のイメージは、描画AIで作成しました。)

主(ぬし)なき花(是蘭)

では、また。

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