生き方の正解って何やろな?

 ふと、「仕事に時間を縛られるなんて馬鹿馬鹿しい。だから派遣をやってるんだ」という、かっこいい派遣社員のキャラクターって、たまに漫画とかTVドラマで見かけるよなと思った。
そういうキャラは男女問わず(といっても、女性のほうが多いのか?)いて、
共通することといえば、容姿がキリッとしていて、仕事も(残業しないのを徹底するためか)並以上にこなし、お洒落なカフェで過ごす様が絵になりそう…そんな感じだ。

そういうキャラクターにちょっと憧れるけれども、実際に自分がそうなったとして、いつまでもそのかっこよさ(キラキラ感とでも言おうか)を一生維持できるのかといえば、絶対に無理だと断言する。

そもそも、そういうキャラクターは30代半ばを過ぎた後、どうするつもりなのだろうか?
たぶん、30代半ばを過ぎた派遣社員はいくら仕事ができたとしても、年齢だけで軽んじられてしまうだろう。時給の安い仕事ばかり紹介されるだろう。
そして、見た目のフレッシュさは当然加齢により失われる。
女なら、もしかしたらそうなるまでに甲斐性のある夫を捕まえる気概があって、実際にそれをやってのけるのかもしれない(※現実にそういう人がいるのかは知らない)。
でも、男は?男のかっこよさげな派遣社員はどうなるん?
派遣の賞味期限が切れる前に正社員に転職するん?公務員になるん?起業するん?

……なんや、ほんじゃあ、結局面倒くさい就活して、正社員か公務員か起業して最終的には収まるんやん。
ピチピチフレッシュ満載な子達と戦って、その椅子勝ち取るのむずいやん!
年取ってから正社員になっても、同い年が係長以上になってるのに平社員になってなんか肩身狭いし。

そう考えると、やはりキラキラ感よりも、オーソドックスに最初から新卒で正社員目指したほうが正解なんじゃないかと思う。
新卒で正社員になれなくても、しつこくしつこく正社員を目指すのが正解なんじゃないかと思う。
この正解というのは、あくまでこの是界房及び同等のスペック(知能、運動能力、集中力、やる気などあらゆる項目における)を持つ人々にとってそう思うということで、異なるスペックの人には当てはまらないのかもしれない。

しかし、世の中本当にキラキラした生き方をしている人がたくさんいる。
その人達から見ると、是界房の日々はいかに味気なく見えることだろう。
そして、是界房もそれに同意だ。
しかし、そのかっこよさを維持できる見込みはあるのかといえば、たぶんないのだろう。
身近にそんな人がいないからわからないけれど。

何をもって正解となすのか。
その答え合わせは、幸せを感じた時点の有無によってなされるのだろう。

で、これを書いたのは今の自分がなかなか幸せだと思ったからであって、
それを踏まえると、(派遣社員やってる人達にとって)嫌味に聞こえてしまうかもしれないけれど、
これが自分の感じたこと、認識できる範囲のことの限界なので、こうとしか書きようがないのだ。(←言い訳)

言いたかったのは、「かっこよく見えても、それがスペックとかいろいろな要因で、自分の最善の道ではないかもしれないね」ということなんです。はい。

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