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今消費税を払ってる人にインボイス制度を説明してみた。

しゃちょ「インボイスて結局何なん?」

ぼく「インボイスとは、「売手が、買手に対し正確な適用税率や消費税額等を伝えるための手段」であり、一定の事項 が記載された請求書や納品書その他これらに類するものをいいます。」

しゃちょ「chatGPTかきみは」

ぼく「今消費税を払ってる人と、払ってない人で、ちょっと見方が違うんですよねこの制度は。」

ぼく「しゃちょの会社は消費税払ってるんで、「請求書とかの様式がめんどくさくなるよ」って覚えといてください。」

しゃちょ「ほーん。」

ぼく「今の請求書に、消費税額が書いてなければ消費税額、あと登録番号の2つを追加で書くようにしてください。」

しゃちょ「ほーん。その消費税額ってのは?」

ぼく「取引金額のうち消費税がいくらかってことです。110円だったら10円。」

しゃちょ「うち100円ポッキリとかあるんだけど。」

ぼく「端数が出る場合は、切り捨て四捨五入切り上げ、ご自由に。ただし会社でルールを統一してください。あと端数処理1つの請求書で1回だけ。」

しゃちょ「なーる。100円÷1.1✕0.1すると、9.090909090…
9円か、切り上げるなら10円か。」

ぼく「そうですね。」

しゃちょ「端数処理はどっちが有利とかあるの?」

ぼく「一応有利になる場合がありますけど、もっとちゃんと細かく経理をしてないと有利になる方法が使えないんですよね。それはまた別の機会に」

しゃちょ「ほーん。で、登録番号ってのは?」

ぼく「税務署からもらう番号です。届け出だしとくんで、そのうち税務署から番号が送られてくると思います。」

しゃちょ「ほーん。何の意味があるんやこの番号は。」

ぼく「社長が出す請求書に、消費税が含まれる証明、ってイメージですかね。」

しゃちょ「お、おう。消費税はもらっとるよちゃんと。」

ぼく「かりに登録番号をもらってないと、払った側にとって、消費税が含まれてない、という取り扱いになっちゃうんですよ消費税の計算上。」

しゃちょ「わかったようでわからん。それってなにがまずいのよ。」

ぼく「払った側が仕入税額控除できなくなります。」

しゃちょ「仕入税額控除ってなんや」

ぼく「そもそもね、消費税の納税額の計算方法ってしってます?」

しゃちょ「しってるわい。売上で預かった消費税から、仕入れとかで払った消費税をひいておさめるでしょう?」

ぼく「そう。その仕入れとかで払った消費税を引くこと、を仕入税額控除といいます。」

しゃちょ「つまり、引けないってことはその分納税額が増えると。」

ぼく「お、なかなかするどいやん。」

しゃちょ「お、おう。」

しゃちょ「…え、てことはさ、もしわしが登録しなかったらその分売上先が納税が増えちゃうってこと?」

ぼく「ええ、正確に言うと、取引価格が制度前と同じ、という前提ではそうですね。」

しゃちょ「…なりほど。納税額が増える分値下げしてくれって言われる可能性がアルわけね。」

ぼく「勘がいいですね。実はそういう問題が消費税を納税していない人には発生するんです。」

しゃちょ「なるほどう。とりあえずワシは消費税を元々払ってるから、色々様式を変えたり書くことが増えたりしてめんどくせえってことでいいのかな。」

ぼく「ええ。本当に正確に言うと消費税を納税しているけど登録を行わないことも理論上あり得ます。その場合はそういう義務は発生しませんが。」

しゃちょ「…そんな人いるのか」

ぼく「一応。ほぼいないと思われますが。」

しゃちょ「頭こんがらがるからそれは聞かなかったことにしよう。」

ぼく「それが良いと思います。」

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