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大好きな作品についてただ熱く語るだけの記事

タイトルの通り、ガチのマジでなんの生産性もない記事です。ただ自分が好きな作品をめちゃくちゃ熱意を込めて語るだけの記事です。

まず始めに、皆さんは仮面ライダーキバという作品をご存知だろうか?

神の作品。世代どストライクなんですよね、キバ

このnoteやTwitterでのアイコンのとおり、めちゃくちゃ好きな作品なのです。

ちなみに一番好きな仮面ライダー作品はクウガだったりする

他にも特に好きな作品を挙げるとすれば剣(ブレイド)やカブト、V3やBLACKなどもあるが何故その中でも今回キバについて熱く語ろうと思ったのか?

それはもう単にそういう気分だったからである。

長い前置きはさておき何故自分はこの仮面ライダーキバという作品が好きなのかを語っていきたい。

先に断っておきますがこの作品が苦手な方は必ず気分を害されると思うのでブラウザバック推奨です。
また、未視聴の方にはネタバレとなる内容が載ってある可能性もあるので視聴してからこのブログを読み返すように。


・ストーリーが面白い

まずなんと言ってもこれだろう。巷では昼ドライダーと言われているようだがまぁあながち間違いでは無い。
なんと言ってもこの作品のテーマは恋愛、そして音楽なのだから。

そういった複雑な人間関係を描いたドラマがとにかく大好きなのだ。初めて見た時はまだ幼く、当時5歳だったのでその時はライダーのデザインや怪人側のビジュアルに惚れまくっていたが中学校に入ってたまたま再視聴する機会があったので、そこで見返した時にドラマ面でも沼にハマってしまいました。

複雑な人間関係を描いたドラマを主軸にした仮面ライダーなら他にも555(ファイズ)も挙げられるが、あちらはどちらかと言えばキャラ同士の意思疎通が上手くいかなかったり、言葉足らずな面で勘違いによる衝突が起きたりとどこかもどかしいというよりかは何やってんだよ!って少しツッコミたくなる展開も多かったが(決して555自体を否定しているわけではない。かくいう自分も555という作品は嫌いではないので)、キバの場合は恋愛がテーマということもあり、相手を思いやる気持ちのせいですれ違いが起きたりするので見ていてハラハラさせられるしもどかしさを感じるのだ。

勿論恋愛要素だけが面白い訳ではない。各キャラの成長劇もとても面白い。
そもそも脚本家の井上敏樹は昔からキャラの群像劇を描くことに長けていたが、キバもその限りではない。
内向的な渡も、自由人な音也も、歪んだ価値観の持ち主の名護さんも、心の中の優しさを隠し続けていた太牙兄さんも、皆主役なのだ。そして皆、様々な人物との交流を経て変わっていくのだ。

そんな人間の成長と変化を描いてきた作品だからこの仮面ライダーキバという作品は大好きなのだ

・作品通しての伝えたかったこと

先程の項目で触れてしまったがこの作品通して伝えたかったことは恐らく人間は人と交わることで成長していくのだから、自分だけの世界に閉じこもってないで前向きに生きようということなんだとぼくは思う。

内気で引きこもりだった渡は外の世界に出て他者と交わることで自分を見つめ直し、自分自身大きく変えました。人前で演奏なんて出来なかった彼が、大切な人(深央さん)のために音楽を奏で、果ては最終回では祝いの演奏をしようとするまでに成長した(結果的には敵の襲撃で演奏自体は中断となったが、大勢の人間の前に毅然と立つ姿は間違いなく成長したと言えるだろう)

自由人だった音也は真夜やゆり、次狼と触れ合うことで種族の違いなどは関係ない。魂が響き合えば誰とでも分かち合えることを知った。そして彼はそういった自分の中の信念を未来からやってきた息子(渡)に伝え、安らかに眠った。

独善的で歪んだ価値観の持ち主だった名護啓介は過去に飛んで自由人である音也と、真夜に人生で初めての恋を経験することで考えを改め、遊び心を学んだ。実際この後目の敵にしていたキバの正体が渡だと判明すると君なら心配はないと言い協力するようになり、嶋さんの並々ならぬファンガイアへの憎悪や変わり果てた襟立健吾の様子を見て、さらに己自身を見つめ直しヒーローとしても人間としても最高と呼べる人格者へ成長した。

人間はファンガイアの餌に過ぎないと考えていた太牙兄さんは渡の強さや優しさに触れ考えを改めた。彼は偽悪者なのだがその内に秘めた優しさも、彼の犯してきた罪も、全て渡と共に背負い歩くことで人間との共存への道を踏み出した。

こんなふうにキャラの成長を見事に描いている。OPの歌詞にも「そこに隠れてても何も始まんない 閉ざされてたドアをその脚で壊せ」とある通りキャラみんなが己の心と向き合い、他者と分かち合い、変わっていった。
そんなキバのメッセージ性が自分に凄く刺さったのだ。故にこの作品が大好きなのである

・魅力的なキャラ達

3つ目は魅力的なキャラ達。魅力的なキャラ達と言ったが、とにかく癖の強いキャラが多い。

渡は個人的にいちばん成長したキャラだと思っている。なんて言ったってこの世アレルギーなんてものを患ってると思い込んでる変人が主人公なのだからインパクト大。要するに引きこもりなのだが前述した通り外の世界に触れることで彼が成長していく、それがキバの物語なのです。

紅音也は作中屈指にヘンテコで魅力があると思っている。1話なのにいきなり「人生は短い、けど…夜は長い」と子供向け番組ではおおよそ聞くことなどできないようなセリフをいきなりぶっこむし、兎に角自由気ままなのだが惚れた女には一直線、自分が大切だと思ったのものを守る為なら命を投げ捨てる覚悟で立ち向かうなど勇敢な面もある。ちなみにキバで1番好きなキャラは音也です、台詞回しも独特で1度聞いたら忘れられないしね。

名護さんこと名護啓介は上っ面だけ見るとお手本のような聖人君子の正義の味方なのだが実態は下の人間を見下し自分こそが最も正しいと思い込んでいる陰湿極まりないやばい奴…なのだが前述の通りそんな彼もまた過去に飛んで人となりが変わりいつしかコミカルキャラに。
とはいえ決める時は決める男なのです。(仮面ライダーキバ40話参照)

・デザイン

これもまた好きな要素なのだがライダー・怪人ともにデザインがとてつもなく素晴らしい。
詳しいデザインは仮面ライダー図鑑などを見て欲しいのだがまずライダーのデザインについて。

何よりも目立つのはの部分だろう。
仮面ライダーでは中々見ないようなマッシブな体型に仕上がっていて、肩や右脚には鎖が巻きついている。
それでいて顔は吸血鬼とジャック・オ・ランタンを組み合わせた秀逸なマスクになっていてこれを考えたデザイナーの人は素晴らしいとしか言い様がない。というか鎖で右脚が厳重に封印されてるなんて厨二臭さ満載のデザインなんて男の子なら好きになるに違いない(と勝手に思ってる)

2号ライダーのイクサも素晴らしい。真っ白なボディに黒のアンダースーツが凄く似合うしセーブモードではバイザーを十字架に見立てて、そこからバーストモードになることで真っ赤な複眼が出てくるのは凄い発想だと思う。

追加で登場したサガも素晴らしい。個人的には全ライダーで1番美しいと思っている。
顔には口を大きく開けた蛇の意匠があり一目で蛇モチーフだとわかる。それに肩や頭部には王冠の意匠がありこれもまたファンガイアの王の纏う鎧であることが一目見ただけでわかる。
白がメインにアンダースーツが黒で青の差し色とか惚れない要素がないだろう。

キバの最強フォームであるエンペラーフォームもビジュアル最高。

真骨彫エンペラーフォーム、まじで出来がいいから買おう

黒のアンダースーツに金のアーマーでそこに胸部のアーマーと複眼には赤も入っている。金と言っても少しイエローに近い明るい金なのがこれまた上品。たなびくマントも上品さに拍車をかけている。設定もキバの鎖を全て解き放った本来の姿というのもこれまた厨二心をくすぐられる。

ボディブローのポーズ

個人的にはキングフォームと並んでかっこいい最強フォーム二大巨頭だと思ってます。

怪人であるファンガイアのデザインも中々秀逸。ステンドグラスのような身体の模様や体色も素晴らしいし身体の一部に鳥の意匠を付け加えることでデザインに統一性を出している。スパイダーファンガイアが1番わかりやすいだろうか。ちなみに1番好きなファンガイアはマンティスファンガイアです、死神のような風貌がとても好み。

・最後に

人間の挫折と成長を描いた仮面ライダーキバ、この記事を読んで気になった方は是非見てください!

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