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【PJCS最高レート1757】 ニンフパオカイリュー


1⃣はじめに

こんにちは。Zearth(じあーす)と申します。
普段は、会社員をしながらポケモン対戦の配信をしています。

去る4月7日~4月10日にPJCS予選が開催されましたが、皆様参加されましたでしょうか。

勿論私もエントリーしまして、全国大会への切符を手にできる上位150名を目指して頑張りましたが、力及ばず夢破れてしまいました。

次の予選で勝ち抜けるため、これまでの自分の思考を一度アウトプットしておこうと考え、予選で使用した構築の紹介記事を執筆することといたしました。


ここから勝ちきれず。

2⃣構築の経緯

PJCSの予選を勝ち抜くためのパーティを考えるにあたり、
まずはPJCS予選の特徴を振り返ってみることにしました。
インターネットからだれでも参加可能である本大会は、おおまかに以下のような特徴があります。

・Bo1(3本先取などではなく一発勝負)であること

・自分より強い人にも弱い人にも当たること

・最大対戦数の45戦はそこそこの試行回数であり、運負けは必ず起こること

これらを踏まえて、自分が使う構築は以下を満たすものが良いと考えました。

・実用性を欠かない程度に変わった型のポケモンや構築を使うこと。

・構築としてのパワーが高いこと

・プレイングが難しくないこと

・命中安定であること。

いずれも根底にある考え方は、自分よりも構築やプレイングが詰め切れていない相手に必ず勝ち、自分と互角または自分よりも強い相手にも勝ち星を拾うことです。

そして紆余曲折の末に完成したのがこの構築。

〇パオカイリューの採用

命中安定かつ、火力が高い組み合わせとしてパオカイリューを選択しました。また、優先度+2のしんそくにより、ある程度の素早さ勝負を回避できるとも考えました。

〇ニンフィアの採用

鋼テラスタルや霊テラスタルを温存されてしまうと、終盤に鉢巻きでこだわったカイリューが置物になってしまうことがしばしばあります。
そこで、相手にテラスタルを強制させるポケモンとしてニンフィアを採用しました。
悪タイプ、格闘タイプ、ドラゴンタイプはテラスタルを切らないとニンフィアの前で動かしづらく、交代するとハイパーボイスが後ろに突き刺さるという嫌な択を相手に押し付けます。

〇ヤミラミの採用

ニンフィアでハイパーボイスを複数回撃ちたいので、耐久を底上げするために両壁を貼ることを考えました。ねこだまし が効かない悪戯心ポケモンというだけで、ヤミラミはこのルールで唯一無二の存在です。
また、アンコールの存在により相手のS操作技、積み技、ねこだまし等をリスク行動にできるという強みもあり、種族値=正義と考える僕の中でも例外的に評価がかなり高いポケモンです。

○ウルガモスの採用

パオカイリューニンフを見るとほぼ100%ウインディが出てくるので、
ウインディを誘いつつ返り討ちにできるポケモンとして、ちょうのまい水テラスウルガモスを採用しました。
ウインディはテラスを切っても草なので、水ガモスなら何されても基本負けません。(※1回フレドラ急所やけど引かれて発狂。)

ニンフィアやカイリューとの並びや、S操作技を持つポケモンが皆無であることも考えると、ウルガモスはかなりサポート型に見えます。
ほとんどの相手が勝手に防塵ゴーグルを警戒してくれました。

また、コータス入りのトリックルームパーティにも選出していました。
初手の壁+水テラス蝶の舞いでカチカチになった後、まもるを絡めてトリルを枯らしてテラバーストや熱風でスイープします。

○テツノカイナの採用

この枠は正直どうすれば良いかよく分かりませんでした。
悪タイプが環境に多いこと、バンギルガンが一定数存在することを想定して、何か種族値の高い格闘タイプを入れようとは思っていました。

正解がテツノカイナだったのかは謎のままです。

ポケモンとしてのスペックはかなり高く、壁下であればチョッキも相まってめちゃくちゃ硬いです。ただし、本パーティのコンセプト上、猫騙しをするより普通に殴った方が強く、このポケモンを上手く使うことが出来ていたかと言われれば微妙なところです。

3⃣個別解説

①パオジアン

H155-A172(252)-B101(4)-D85-S205(252↑)

このポケモンは特性は強いのですが、単体でのスペックは大したことないと思っています。技の威力が低いので相手を倒しきれず、かと言ってタスキ以外を持たせると耐久が紙ペラすぎる。

文字通り、帯に短しタスキに長しです。

というわけで、嫌がらせ技を3つ採用しました。

寿司対策のくろいきり(合体後の寿司に上から黒い霧撃てるのはこいつとヤミカラスだけ!)、イエアルマに嫌がらせするアイススピナー、ニンフィアにワンチャンあるじごくづき です。

ふいうちを不採用としていますが、「メインウエポンを空振りする」というリスクとリターンを天秤にかけた結果であり、実際にふいうちがなくて困ったのは、ハバタクカミとラス1同速勝負になった1試合だけでした。


②カイリュー

H197(244)-A204(252↑)-B116(4)-D121(4)-S101(4)

この構築のスイーパー。テラスタルはほとんどこのポケモンに切ります。
こだわりハチマキテラスタルしんそくは、いじっぱりガブリアスのげきりんくらいの火力があります。しかも先制攻撃です。

しんそくを打てば打つほどアドなので、特性はマルチスケイルとし、
努力値はHA振りです。

パオジアンを出さずとも十分に強く、ちょいちょい相手のパオジアンにタダノリして暴れていました。

このポケモンについては、特に語ることもなさそうです。

神速以外の技はおまけなので自由です。


③ニンフィア

H201(244)-B86-C178(252↑)-D151(4)-S81(4)

壁下で相手を削って疲弊させます。基本的には初手に出してハイボ連打し、後ろのカイリューの神速圏内に入れる使い方です。

このポケモンの魅力は、「相手にテラスタルを切らせる力」がずば抜けていることです。こだわりメガネ持ちも多く、後ろにも引き難いため、盤面で何とかしようとする心理が働きます。

さらに、いたずらごころが効かない悪タイプにはニンフィアが刺さり、
テラスタルで悪以外になるとヤミラミの挑発やアンコールが刺さるので、
相手に嫌な択を押し付けられます。

テラスタイプはなんと地面。

キラフロルが流行ることには大会の前から何となく勘付いていました。
また、このパーティには じめんタイプがいないので、キラフロルが初手で必ず出てくることも知っていました。
勿論、ニンフィアにテラスタルを切ると後続であるカイリューの火力が落ちてしまうため、考えなしに切ってはいけませんが、大会中は数多のキラフロルウインディに致命傷を与えました。


④ヤミラミ

H157(252)-A72(↓)-B96(4)-D128(252↑)-S70

採用理由は前述の通り。選出率9割超えを誇るこの構築の要です。

両壁アンコールまでは確定で、最後の技はかなり悩みました。
候補の中でも、かなしばり はかなり強く、不意に守ってきたヘイラッシャをそのまま完封してイージーウィンしたり、こだわりアイテム持ちのポケモンを封殺したりと非常に優秀な技でした。

しかしながら、この技構成だとモロバレルの胞子に隙を見せてしまうことがネックです。

したがって、今回は泣く泣く挑発を採用しました。
現環境では、モロバレルのメンタルハーブ所持率がそこまで高くないことも加味した上での選択でした。

鋼テラスタルは一度も切らなかったので、ヤミラミもいっそ草テラスタルにしてしまえばアンコール金縛りでモロバレルを蹂躙できたかもしれません。(できないかもしれません)

壁込みでハバタクカミの攻撃を耐えて欲しいので、努力値はHDぶっぱです。


⑤ウルガモス

H192(252)-B108(180)-C171(4↑)-D126(4)-S129(68)

この構築の積みエースです。

構築が炎タイプを呼びまくるため、水テラスはかなり刺さりました。
壁+ちょうのまい+たべのこし でコータス軸のトリパには強く出られますし、雨パに対しても無理やり抵抗することが出来ます。

また、ニンフィアを前にして炎テラスタルを切ってくるコノヨザルに打点があるのも使い勝手が良かったです。

特性ほのおのからだ も地味に強く、相手のカイリューやイルカマンを
予想外のところで機能停止させたりしていました。

サポート型個体の流用なのでHBベースですが、どうせ蝶の舞でCDSを補うのでこれで正解でした。

⑥テツノカイナ

H230(4)-A211(252↑)-B128-D120(252)-S66(↓)

格闘技が欲しいので入れました。

こいつより耐久があって、ハバタクカミとギャラドスに打点がある格闘ポケモンがいればそっちを使いたいです。いないんですよね。

テツノカイナ以外の格闘タイプを入れるくらいなら、格闘は妥協して違うタイプのポケモン入れた方がいいかもしれません。

試運転していた際、一応トリックルーム系のパーティにはちょこちょこ選出したので、性格は勇敢でAD振りとしました。
すばやさ最遅は厳選が面倒だったので甘えました。

4⃣選出について

○基本選出

先発:ニンフィア +ヤミラミ
後発:カイリュー +パオジアンorウルガモス

大体これです。
壁下でニンフィアがハイボ連打して、後ろのカイリューで削れたポケモンを掃除していきます。

また、舞ったウルガモスのねっぷう+はちまきカイリューのしんそくは
凄まじい制圧力を誇ります。

〇VSコータストリパ、雨イルカマン

先発:ヤミラミ+ウルガモス
後発:カイリュー+テツノカイナorニンフィア

トリパにはまずヤミラミで壁を張って、ウルガモスがテラスタルを切ってちょうのまい。
次のターンからはヤミラミでちょっかいをかけながら、まもるを絡めてトリルを枯らし、最後はウルガモスとカイリューでスイープしていきます。

通常のイルカマン構築(髪ディンルーイルカマンみたいなやつ)には普通に
基本選出で行くことも多いですが、たまにいる雨パの場合は水ウルガモスから出していました。

〇VSイッカコノヨ

先発:ウルガモス+ニンフィア もしくは
   ニンフィア +ヤミラミ
後発:カイリュー +何か

少々きつい組み合わせです。

ウルガモスのいかりのこなを警戒して、ふくろだたきを撃ってこないことに賭けるか、ヤミラミで壁を張ってニンフィアのハイボを通すかのどちらかです。威力250ふんどのこぶしはニンフィアが1回なら壁込みで耐えられますが、一度だけ火力アップアイテム持ちがいてワンパンされました。

5⃣最後に

年度末ということもあり、中々練習時間が取れない中での大会でした。
とは言いながらも、時間が無いからこそ今回の構築にたどり着けたとも思いますし、短い時間ながらも全力でポケモンに取り組むことができたので後悔はしていません。

次の予選もまた頑張りたいと思います。

また、どうしても時間の折り合いがつかず、ゲーム配信をかなりの期間サボってしまいました。視聴者の皆様やサブスクライバーの方々には申し訳なく思っています。

またゆっくりとランクマ配信を再開するので、よろしければまた冷やかしにきてください。

Zearth999の名前でポケモン配信してます!!



おわり。




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