『B2 FOLIO』を初めて使ったから、使用感を書いてみた
始めに
まず、これを読んでいるひとは、『自家通販』の言葉の意味がわかるサークルのひとだと思ってるので、それ前提に綴っていく。ちなみに、私は頒布する側で普段はBOOTH利用者。付け加えると、活動ジャンルは『ヒカルの碁』だ!ヒカ碁をよろしくな!
なお、この話はすべて、2023年11月時点の話。これ以降にこの記事に辿り着いても、送料やら手数料やらの変更があるかもしれない。その点はご留意ください、ってことで。
BOOTH
私:普段はBOOTH頒布
みんな大好きBOOTHくん。ゴリゴリの偏見だが、郵便小為替(無記名)を知らないひとが「自家通販といえば」で真っ先に出る名前だと思ってる。登録者も多い。pixivとの繋がりもあるし、pixivで作品やら新刊サンプルやらアップすると大体ここを使うよね。たぶん。ので、BOOTHくんを比較対象にしてみよう。
初めての自家通販がBOOTHくんだってひとも多いと思う。少なくとも私はそう。BOOTHくんが私の自家通販の親。だから、BOOTHくんのシステムが自家通販のシステムの基準になってると思ってて、特に不満もない。他を知らないから。何年か前に手数料は値上がりしたけど、それでもそこまで高くないし。
高くはない手数料
BOOTHくんの自家通販手数料 ( 23年11月 現在 )
(商品価格+送料)×5.6%+22円
まあ正直、なんで送料分まで手数料かかんの?とは思うので、今回はとりあえず送料分の手数料話をしようと思う。BOOTHくんに不満がないから、他にBOOTHくんで話すこともないし。
ひとまず送料は『あんしんBOOTHパック』のネコポス 370円を前提に。FOLIOくんにはネコポスしかないからね!詳しくは後で書く。
ともかく、話はBOOTHくん。
発送方法が何であっても、とりあえずそこに送料がかかる。つまり、BOOTHくんの自家通販の手数料は最低でも
(送料+5.6%)+22円)-送料 になる。22円は固定の手数料ね。ここでいう『送料』部分は、本来『頒布代+送料』だ。だけど今回は送料にかかる手数料をわかりやすくするために、頒布代は0円、固定手数料も0円設定。余談だが、自家通販の頒布代は最低でも100円からだ!
送料のみの手数料一覧
ネコポス:(370+5.6%)-370=20.72 → 21円
クリックポスト:(185+5.6%)-185=10.36 → 11円
レターパックプラス:(520+5.6%)-520=29.12 →30円
発送方法としてよく使うのはこの辺かな。まあ、他は自分で計算してもらうとして、送料だけでもこれだけの手数料が追加されるよ、という話。今回はネコポス利用前提なので、最低でも 送料手数料 21円+固定手数料 22円がかかるわけだ。合計43円。当然、ここに頒布代の手数料もかかる。が、まあそれは普通のこと。だってBOOTHくんは、私の自家通販の親!そんなもんそんなもん。
すけべに関するガイドライン
あと、不満ではないけど、BOOTHくんに対してちょっと気になることがあるとすれば、アレ。ガイドラインの変更?追加?なんかそんなヤツ。
私は推し的に絶対ひっかからないけど、ひとによってはひっかかる……というか、「問題はないだろうけど、念のため」みたいなひとはいると思う。ここでいう『幼児』を何歳までとして捉えるか云々で。明らかに、の文字もあるし、「〇歳だからおそらくセーフだと思うけど、……ちょっと他のところ探すかあ」的な。ひとによっては自家通販をやめて、書店委託に切り替えたひともいるし、なかなか難しいトコだなあ、と同じジャンルのサークル衆の様子を眺めていた。
まあ、BOOTHくんで書くことはこのくらいかな。
B2 FOLIO
そもそも『B2 FOLIO』とは
じゃあ、B2 FOLIOくんはどうなん?となる。FOLIOでググると無関係のサイトが上にくるので、紹介するにはB2の文字必須。……が、面倒なので、ここでは以後FOLIOくんと呼ぶ。
FOLIOくんは赤ブーさんが提供する「同人誌おうち通販サービス」だ!原文ママ!要するに、自家通販専門、ってことだろうと認識。実際、倉庫もないしね。でも一番重要なのは、取り扱えるものは『本』のみという点。グッズとかはダメ。
とりあえず、FOLIOくんを使ったことがないひと向けに、BOOTHくん項目では一々説明しなかったことも丁寧に話していくよ。
出品機能が付与される条件
FOLIOくんを頒布者として利用するには、2021年7月以降に開催された赤ブーさん主催のイベントにサークル参加する、みたいな条件がある。たぶん。でも、それをクリアすれば、勝手にFOLIOくんの出品機能が付いてくる。
……が、私はこの条件をクリアしてない。2021年7月以前の、コロナ禍直前のスパークを最後に、オフイベには参加してない。悲しい。
じゃあなんで私がFOLIOくん使えるの?ってなったひともいるだろうけど、去年11月16日〜20日の短い期間で、希望者全員にFOLIOくんの出品機能をつけてあげるよ!なキャンペーンをやってて、私はそれで出品機能をもらいました。つまり1年くらい利用していなかった事実はあるが、些末事。
頒布にかかる手数料は無料
とりあえず、FOLIOくんのウリを挙げる。
要するに、頒布代がそのまま頒布者の手元に入る、ということ。すごい。しかも、書店委託をお願いするときに、併売扱いではなく専売扱いにできる。委託関連は自家通販のみの私にはあまり関係ないけどネ!でも、頒布者としてはここも魅力のひとつなのは間違いない。知らんけど。
ただ、頒布代そのものはBOOTHくんより低く設定できる強みはある。
送料はBOOTHより高い
本の頒布代が安くなるなら、購入者としても悪い話じゃないんでは?となると思う。が、それは送料が同じだった場合に限る。同じネコポスでも、FOLIOくんの方が高い。
この通り。BOOTHくんのネコポス送料は匿名手数料なんてものはなく、素直に一律370円。対するFOLIOくんは385円と15円高い。でも、BOOTHくんの送料にかかる手数料21円を考えると、送料そのものはFOLIOくんの方が6円安い。正直、誤差の範囲。
でも、ここに追加されちゃうのが、匿名手数料110円ってヤツ。
b2カード特典として、購入決済にb2-ONLINEカードを利用すれば、その匿名手数料は0円になって、FOLIOくんの方が(微差ではあるが)お安く提供できる。ただ、読み専のひとでb2-ONLINEカードを持ってるひとはそう多くないと思う。サークル参加者なら持ってた方がマジでいろいろお得だけど、ここでは購入者が持っていない前提で話していくぞ!
つまり、FOLIOくんの実質的な送料は495円。ほぼ500円。BOOTHくんの370円(+21円)には到底立ち向かえない金額。ちなみに、頒布代の手数料も含めて計算したとき、売り上げ金の振込手数料を除く、手数料やら送料やら込みでこの差額が逆転するのは、頒布代が1,499円のとき。
間違ったらいけないので、一応計算式も載せとく。
FOLIO:頒布代1,499円 +送料385円 + 匿名手数料110円=1,994円
BOOTH:((頒布代1,499円 + 送料370円)+手数料5.6%)+固定手数料22円=1,994.608円 → 1,995円
この通り、1,498円以下はBOOTHくんの方が、1,499円以上はFOLIOくんの方が手数料は低くなる。でも10円程度の差なら、FOLIOくんを新しく登録するより、登録済みのBOOTHくんで買うよね、と私なら思う。あくまで個人的意見です。頒布代が3000円とかでも85円くらいの差。まあまあ微差。
b2-ONLINEカードを持ってるなら200円くらいの差は出てくるけど。そこまで差があれば、今後に期待して登録してもいいかもなーとはなる。ただし、そこで頒布するひとが多ければ、の話。現状、FOLIOくんで頒布してるひとがそんなに多くないので、微妙っちゃー微妙。
購入者特典の電子書籍
そんなら購入者のメリットってほとんどなくね?となる。それはそう。ただ、クリスタEXで原稿を作ってるサークルさんなら、割と簡単に、本の購入特典として電子版を付けることができる。注意してほしいのは、あくまで実本の購入特典であって、電子版のみを販売することはできない点。そういう意味でも、やっぱり『自家通販専門』っぽい。
一応、電子書籍についての文も引用してくる。
ちなみに、購入してもらった後に電子書籍を連携しても、購入者はちゃんと読めたらしい。そんなお礼の言葉をもらった。
が、これにはいろいろ困ることがあった。私の場合が特殊だっただけで、ほとんどのひとは困らないと思うけど、私のnoteなので私の困ったことを書く。興味ないひとは、次の見出しに一気に飛んでくれ。
……長々語るぞ?いいな?
前提として、私は文字書き。頒布する本はオール小説。ちなみに新書党なので新書本で出す。文庫も読む分には好きだけどね。それはそれ。
ちなみに使ってるソフトは一太郎。生まれてこの方、ずーっと一太郎。義務教育の学校の授業以外でwordを使ったことがない。変換ソフトなんてATOK以外考えられない。他に慣れてないだけともいう。
表紙の類はイラレで作成。図形やらの貼り合わせで表紙を作るから、フォトショやらクリスタやらはお友達になれなかった。悲しい。
で、そんな私の入稿用ファイルは、本文がPDFで、表紙がAI形式。それを覚えててくれな!
ちょっと前のことを思い出してほしい。私は『クリスタEXで原稿を作ってるサークルさんなら、割と簡単に、本の購入特典として電子版を付けることができる』と書いた。なんで、クリスタEXって書いたのか。FOLIOくんのいう電子書籍は、『CLIP STUDIO SHARE』上でアップした作品を指すから。
まず、『CLIP STUDIO SHARE』とはなんぞや。私の場合はここからスタート。FOLIOくんには、電子書籍をアップするためには「CLIP STUDIO SHARE(無料)へのユーザ登録が必要です」とある。まあ、私はクリスタの買い切り版ソフトは嗜みとしてパソコンにインストールしてたから、クリスタのアカウントはあるし、それに関連することだろうと思って、とりあえずCLIP STUDIO SHAREを検索。そして理解。クリスタから作品をアップすれば、電子書籍のように見られるサービス。なるほど、利用方法としてはFOLIOくんが言ってた形そのまんま。
で、ここまでは別に何の問題もない。が、アップ時に私にとっての問題が起きた。
CLIP STUDIO SHAREにアップロードできるデータは、三種類。
1枚 32 MBまでのPNGまたはJPEG (最大 200 枚)
CLIP STUDIO PAINT EXで作成した見開き作品
CLIP STUDIO PAINTで作成した、Webtoon(縦スクロール)作品
要するに、複数枚をまとめたPDFファイルや、電子書籍用として作ったepubファイルはアップできない。そして、頒布している本の形状的に、縦スクロール作品でもない。
そもそも、私が頒布した本は976頁であって、200枚には収まらない。というか、200頁の本だったとしても、200枚を一枚ずつアップするとか、それなんの苦行?となる。
となると、残されるのは『CLIP STUDIO PAINT EX』で作った作品だけ。
何事も、やってみないとわからない。ということで、とりあえずクリスタEXを用意。サブスク型なので、とりあえず1ヶ月お試し。
で、やってみてわかったのは、クリスタはEX版だとPDFでも複数頁がまとめて読み込める。これなら楽勝と、開いたファイルを作品として保存(保存といっても、開いた時点で勝手に作品として保存された気がする)。ウェブ上で見るんだしと、解像度も下げた(72dpiはパソコンだと文字がやや掠れて見えたから140dpiにした)。
そんな感じでクリスタ上での『作品』化が成功したら、次はFOLIOに戻る。作品登録時に『電子書籍機能 CLIP STUDIO SHARE 連携』で『行う』を設定していれば、『作品管理』ページの作品リストから簡単にアップできる。詳しい手順は『CLIP STUDIO SHARE』のサイトで説明されてるので、そっちを参照してくれ。
操作そのものはとても簡単。ただ、私は前述の通り、全体頁数が976。アップするのに時間がかかった。50枚くらいなら5分弱で終わるのにな!
あと、一応付け加えておくと、クリスタのソフトから『CLIP STUDIO SHARE』にアップすることはできる。ただ、FOLIOくんで本を購入してくれたひとにだけ読ませたいというなら、間違ってもクリスタ側から『作品公開』をしないように。最後まで処理しなかったからわからないけど、あの書き方は全体に公開される気がする。非公開とかできるんだろうけど、自分にうっかり属性があるなら、FOLIOくんから操作するのが本気でオススメ。
あと、個人の好みではあるけど、小説本なら、初期設定でチェックが入ってる『3Dビューアー』みたいなやつのチェックは外した方がいい。私的にはとても読みにくい。
で、そんなこんなで、CLIP STUDIO SHAREにアップもできて、連携は完了。いえーい、となった辺りで、問題が発覚。スマホで読もうとしたら、『通信エラー』と出る。きちんとネット環境が整った状態でも、通信エラー。ちなみに、パソコン上だとエラーはでなかった。
スマホ版はどうあってもエラーになるから、きっと頁数に問題があるんだろうな、とはこの時点でおおよその見当は付く。ちなみに、456頁はスマホでも読めた。丁度そんな頁の本も出してて、CLIP STUDIO SHAREで連携してたからそっちで確認した。読めた。
で、クリスタの会社にお問い合わせしてみた。EX利用からでも頁なりデータサイズなりに上限があるんか?、と。それと平行して、FOLIOくんにもお問い合わせした。1作品につき1電子書籍しかアップできないのを、2電子書籍までにできんだろうか、みたいな感じのやつを。
結果、クリスタ側からは「200頁以上なら正常に動作しない可能性があるよ。悪いけどそっち側で頁数減らしてくれ」ときて、FOLIOくんからは「2電子書籍無理。で、エラーになるのはクリスタ側の問題だから、クリスタ側の指示に従って」ときた。いや、素直に無理。どうやって1/5頁にしろってんだ。頁に上限があるなら初めから言えや。1枚ごとにアップする方には上限枚数書いてるくせに、EX版を利用しての見開き作品に関しては上限頁数を書いてない。なのに後出しでそんなの言われて納得できるか、という話。
ならせめて、ギガファイル便やらで既に作成済みのepub版を渡せないかと、購入者にそんなメッセージを贈れないかFOLIOくんに聞いてみたけど、そういうメッセージは自分のX(旧:Twitter)なりで発信してくれ、と返された。購入者特典とは?
まあ、購入者特典の電子書籍はそんな感じ。
正直、頒布代が1,499円を超えるような本は200頁とか普通に超えると思うんだけど、そういう本は購入者特典の電子書籍をスマホではほぼ利用できないと思った方がいい。
あと、詳しくは次の項目で書くけど、FOLIOくんは十冊までしか本を登録できない問題がある。つまり、次々新しい本を書くひとは、どんどん本を入れ替えないといけない。確認してないけど、本を削除すると電子書籍の連携も消える気がする。なので、本が届くまでの先読み感覚じゃないと裏切られた気持ちになるかもしれない。購入者側が。
※削除時に連携が切れるかは未確認です。
とはいえ、FOLIOくんはあくまでβ版だから今後何かしら変わると思う。知らんけど。
出品枠と作品登録
FOLIOくんはBOOTHくんと違って、購入者はまとめて五冊までしか買えないという上限がある。その関係上なのかもしれないけど、ひとつの出品枠には五種類の本しか並べられない。また、作品登録は十冊まで、という上限もある。意味がわからないと思うので、ちゃんと書く。
FOLIOくんに本として登録できるのは十冊まで。それ以上は登録できない。追加するときは、登録していた本を削除するしか、いまのところは手がない(β版だから、今後登録可能作品数が増える可能性はある)。
で、それとは別に『出品枠』という存在がある。これは、登録した本を最大五冊まで出品できる枠。この枠自体は複数作れるので、例えばエアブーなりに参加するとき、今日出す本はAとBにしよう!みたいな考えがあれば、AとBを出品枠に登録すればいい。BとCがよければBとCを登録する。ジャンル別に出品枠を完全にわけて作る、みたいな考え方もできる。
BOOTHくんにはタグ別に表示する機能はあるけど、あれは購入者側で選べるし。でも、だから?といわれたらそれまで。世の中には、完全にわけたいひともいるんだよ……。
購入者側は『受取報告』が必要
フリマアプリとかでよくある感じ。本が届いたら、中身をチェックして、問題がなければ、受け取ったことの報告が必要。まあ、数日経てば勝手に受取完了処理されるから、これ自体はそれほど問題はない。でも、BOOTHくんとは違って、FOLIOくんで売り上げとしてカウントされるのは受取報告or受取完了処理がされてから。BOOTHくんは発送処理が完了した時点で売り上げにカウントされるから、そこの差を気にするひとはいるかも。
でも、発送ミスがあった場合は、FOLIOくんの方が絶対安心。
こんなふうに、こっちが発送ミスをしたとき、匿名のまま再発送ができる。返送も匿名でできるし、送料だってこっち持ち。購入者に申し訳なさはあるけど、購入者としてもおそらく気楽に返送できる。BOOTHくんの場合は購入者から住所とかを聞いてから、再発送手続きするしかないこと考えるとFOLIOくんの方が安心。
まあ、発送ミスをするな、という話ではあるけれど。
ちなみに、FOLIOくんは取引の最中、メッセージのやりとりができない。やりとりが面倒なひとにはありがたいのでは。本を受け取った後に、向こうからメッセージが届くことはあるけど、それだけ。
気に入った点
ここまでいろいろ書いたけど、FOLIOくんを使うメリット少なくない?と言われたら、まあね、となる。でも、私的には、発送ミスのとき以外にも評価したいところがある。BOOTHくんよりも。発送時のQRコードが一覧で表示される点だ。
BOOTHくんでネコポス頒布してるひとにはわかると思うけど、発送時には『注文一覧→二次元コードを発行→二次元コードを表示』と1注文につき3ページ分の移動が必要になる。先に二次元コード(QRコード)を発行していても、二次元コードの確認は注文の個別ページからでしか行えない。
でも、FOLIOくんは『販売履歴』に表示される、注文一覧から配送用のQRコードを発行できるし、表示もされる。これ、本当に便利。
BOOTHくんのシステムで発送手続きする場合、発送する本が大量にあってもなくても、クロネコさんでこちらがやれる限りの最速で手続きするなら、発行した二次元コードをスクショするのが一番簡単。量が量になると、そのスクショも面倒になってくるけど、それしかない。対して、FOLIOくんはリスト上になってるからスクショもいらない。リストの並べ替えができないから、本ごとに並び替える、みたいなことはできないけど、家にプリンターがある私はリストをそのまま印刷して、注文された本とQRコードがわかるようにリストを切って本ごとにわけた。ちなみに、このときに重宝したのがダイソーで500円で買った裁断機?みたいなやつ。本体が小さいからそこらへんに置いてたんだけど、このリストを切るときに、頭おかしいくらい活躍した。FOLIOくんでリスト切りするときは、こいつがあるとマジで処理が楽。
で、ここまできたらQRコードを封筒に貼り付けてもいいけど、なんやかんやあってミスると嫌だから、短冊状になったリストで持ち込んだ。
もーーーーーー、最高に楽だった。この一点だけ愛してる。BOOTHくんも一括リスト印刷みたいな感じで導入してえええ!
結論
B2 FOLIOのまとめ
デメリット
・出品機能の付与に条件がある
・手数料無料ではあるけど、送料と匿名手数料が高い
・200頁を超える本は電子書籍としてアップできない
・十冊しか本の登録ができない
・購入者からの受取報告が必要
メリット
・発送ミス時のケアが手厚い
・量があるときのQRコード一覧は助かる
個人の感想
ごちゃごちゃ書いたけど、個人的な好みの話としては、FOLIOくんは有りよりの無し。『有りよりの無し』判定になるのは、単純に自分が出す本が分厚いから。購入者特典の電子書籍が活かせない。ここだけがピンポイントで最悪。ここだけがむしろ気に入らない。マジで200頁以上がダメなら前もって以下略。でもシステムとしては安心材料が多いから、普通に使うのは有り。既に利用登録してるから、購入者側としても利用に今更躊躇う理由もない。でも、やっぱりFOLIOくんを利用してるひとが少ないので、そういう意味では赤ブーさんに普及を頑張ってほしい。
とまあ、こんな感じ。誰かの役に立てますように。