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人体の描き方メモ:肩甲骨周辺
美術解剖というやつは本だけ買って満足していたというような感じで、今までロクにやった試しがない。というわけでやってみることにした。
『Visible Body』シリーズの『筋肉とキネオロシー』を活用する。以前安売りしていた時にまとめ買いしたまま忘れていたアプリである。
肩甲骨というのは鎖骨と繋がっているだけで、背中側ではどの骨にも接しておらず、完全に浮いている。だもんで肩を上下左右前後に動かせるというわけか。
肩甲骨は、少し曲がったペラペラの三角形に羽がついたような形になっている。
だいたいこんなかんじ。でもって三角の部分には肩を動かす筋肉が貼り付いている。
上の方のペラは、肩の筋肉(三角筋)が繋がっている。三角筋は2/3が肩甲骨からスタートしていて、1/3の前側は鎖骨の端から始まっている。それらが肩の関節を覆うような格好になっている。
だいたいこんな感じ。「肩の筋肉は鎖骨と肩甲骨から始まっている」というのは覚えておくべきキーワードだろう。
あまり筋肉のない普通の人は、肩の関節と胸との間に結構目立つ影ができる。硬いものが出っ張る感じのやつだ。ポーズによっては結構ガバっと出てくる。
(『スカルプターのための美術解剖学』p.63)
改めて見ると、肩甲骨というやつは思ったよりもかなり移動が激しい。人形をいじっているだけではこういうのは分からないな。わかんねーことばっかりだよ。
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