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【無料】妊娠中に食べてはいけないもの

妊娠中のお母さんというのはとても不安なもので、ネット記事で「あれは食べてはいけない」「これもいけない」と書かれていると、守らなきゃいけない気がしてしまいます。しかし、実際のところは質の低い情報と、そのコピー記事で大勢の意見が一致しているようにみえるだけで、中身は無茶苦茶で意味もなく不安をあおるようなものもおおいです。

しっかり科学的根拠にもとづいて、避けるべきものを避けましょう。


流産や、赤ちゃんに重大な感染を引き起こす微生物や寄生虫を避けるために、食べてはいけないものが以下の5つです。

①肉や魚のパテ

細かく刻んでからペースト状にした肉や魚をパイに包んで焼く料理です。フレンチの前菜とかに出てくることがある(?)ので、妊娠中はその旨をつたえておくと安心です。

②加熱されていないナチュラルチーズ

加熱されていればOKです。チーズがぜんぶだめというわけでは全然ありません。

③生ハム

リステリア菌という流産や赤ちゃんの敗血症を引き起こす菌は、塩漬けや冷房でも死滅せず繁殖します。加熱すれば死滅しますが、それじゃあただのハム。

④スモークサーモン

生ハム同様。

⑤生肉

トキソプラズマリスク。十分に加熱されていないレアステーキやローストビーフなどにも注意を。


これら以外の、たとえば生魚などは食べても基本的にOKです。

・生サバ、しめ鯖(アニサキス)
・生アジ(アニサキス)
・生イカ(アニサキス)
・生牡蠣(ノロウイルス)

あたりに気をつけていればとくに問題ありません。水銀を気にするなら、マグロなどの大型魚は週に一度程度にしておくと安心です。

また、ビタミンAの過剰摂取などを理由に「鰻を食べてはいけない」はども言われることもありますが、毎日食べるわけではないでしょうから気にしなくてOKです。

アルコールとタバコは摂取すべきではありません。
慣習的に妊婦さんはカフェインを断つことになっていますが、カフェインは200mg/日(コーヒー2〜3杯)なら悪影響はありません。

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