「ファイヤー」2023年6月22日の日記

・家計簿アプリを見るに、5日連続でカフェ・ベローチェに行っている。家の近くにあるから行きやすいし、都会のカフェはけっこう遅い時間まで人がたくさんいるから気が紛れていい。あと年齢層や客の種類もまちまちでおもしろい。誰がいても馴染めるような感じがする。まあわたしは店の出入り口からなるべく遠くの席でひっそりと過ごすだけですが…。


・今朝ひさびさに体重計に乗ったら、66kgまで痩せていた。体感的にはまだ70kgはあると思っていたし、そんなにがんばって食事を制限しているわけでもないのに、あれよあれよと体重が減少している。逆に心配になってきた。

・再び家計簿を見てみると、なにか重要な入力ミスをしているのではないかと思うくらい今月は支出が少ない。もう最終週になろうとしているのに、めちゃくちゃプラス収支。内訳を見ると、「交際費」の項目が0円で急にかなしくなってきてアプリを閉じた。



・お昼はすき家でファイヤータコライスを食べた。なんなんだファイヤータコライスって。こんなん食べる大人いないだろ。おいしかったけど。タバスコをかけまくって汗ダラダラで食べました。

・最近は飲食店のモバイルオーダー化がかなり進んだこともあってか、口に出して注文するとかなり恥ずかしいメニュー名が増えた気がする。まあすき家はにんにくファイヤー牛丼とかもあったけど。調べてみたら、定期販売メニューとして追加されたのは2022年の1月以降みたいだから、たぶんもうタッチパネルで注文出来ていた頃だ。

・好きな人とドライブデートとかしてる時に、すき家でドライブスルーすることになって、どうしてもにんにくファイヤー牛丼が食べたくなったらどうしよう。絶対にマイク越しに「にんにくファイヤー牛丼ひとつと…」と頼まないといけない。ドライブスルーにおいて、「これをひとつ」は通用しない。

・にんにくファイヤー牛丼ならまだしも、マヨにんにくファイヤー牛丼とか最悪ですよ。まだ足す!?と思う。マイクの向こうで店員も笑ってしまうと思う。わたしが店員なら笑う。商品を渡すときに、"あなたが、あのマヨにんにくファイヤー牛丼をご注文の…"と思う。その場で笑わなくても、休憩中とか帰宅中に笑う。

・そう考えると恐ろしい。もうわたしたちは無言での注文に慣れきってしまっている。メニュー名の恥ずかしさなど気に留めないほどに。

・冷静になって考えると、好きな人とドライブデートしてるときはにんにくとか食べないだろうな。どれだけ食べたくなってしまったとしても自制する。ちょっと見栄を張って、木を基調としたおしゃれな店内の、量のわりにデカすぎるお皿に盛られるであろう、シェフの気まぐれペペロンチーノ〜シチリアの風薫るレモンのソースを添えて〜をフルネームで注文するに違いない。全然お腹いっぱいにならなくて、バイバイした帰りがけにマヨにんにくファイヤー牛丼の中盛りを食べる。甘いものが欲しくなって家の近くのセブンイレブンに寄り、まるで完熟バナナを買って帰る。

・この世界に、普通の名前の商品ってもうないんですか?

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