「夢」2024年7月5日(金)


・4時50分起き。長男だから起きれたけど長男じゃなかったら起きれなかった。有給とっていつもより3時間近くも早起きして…。


・さっさと煙草を吸って、霜降りチューブを流しながら身支度を整える。なんとか整えたっぽいけど、今朝の記憶ってあんまりない。家を出てファミマでお茶を買ったあたりからちゃんと活動が始まった感がある。


・地下鉄の駅の階段を降りる頃には、電車が到着する音がイヤホン越しに聴こえていて、階段を駆け降りた。始発って意外と乗客いるんですね。座れなくもない、くらいの空き具合だった。


・中洲で乗り換えると、もっと電車にひとが詰まっていてびっくりした。みなさん朝から…すごいね…。


・博多駅でさらに所狭しとひとが乗り込んできて、わたしは席を確保できていたからよかったものの、6時過ぎに立って電車に乗るのってすごい社会だ…と思った。


・空港に着いてとりあえず手荷物を預けると、急に腹痛がしてきたので、トイレへ急ぐ。幸いなことに空いていて、座って構えてみるもののなかなかうんともすんともといった具合。星野源のANNだけが淀みなく進行していく。サーファーみたいに波を待っていると、ほどなくしてそのときが訪れて、大量の水便(すいべん)が投下された。なぜわたしはこんな最悪の話を…?


・QRコードがなかなか読み取られなくて入場のスタッフが気まずそうにしていたり、保安検査口でベルトが反応してやり直しになったりしたものの、無事に出発口に入場。少し余裕があったので煙草を一本吸い、8番口周辺で待つ。7時に出発予定の10分前には乗り込めとのことだったので、6時43分ごろにお土産を確保して、いざ、搭乗。と思ったらまたQRコードが読み取らなくて、スタッフから「こちらJALさんのコードですね〜」とやさしくたしなめられた。そう言われたら全体的に空間が青かったし、周りの売店も全部ANA FESTAって書いてあった。


・半狂乱になりながらも通路の表示板をみると、わたしが行くべき9番乗り口までは300mほどあるらしい。時刻は6時46分。気がついたらもう駆け出していた(『SSME』)。


・ナイロン製のズボンをシャリシャリ言わせながら、ゆるやかに歩くひとたちをものすごい勢いで追い越していき、無事に6時48分には9番口に到着。無事って便利な言葉だね。


・と、いうことで、現在時刻は8時です。コンソメスープも飲めた。焦りすぎておそらく間違った座席に腰を下ろしてしまっていること以外はすべて順調だ。落ち着こうと思って『パンダコパンダ』を見ています。OPが2番まであってめちゃくちゃおもしろかった。ほぼ「パンダコパンダコパンダ♪」しか言ってないのに長すぎる。見てるの第1話っぽいから、2話以降は短くなったりしたのかな。


・隣のファミリーのお母さんが、画面表示をみて「あと45分だよ」と子どもに話しかけていた。子どもは「もうちょっとだね〜」と言っていた。飛行機に乗っている時間だけを考えるとまだ半分も経ってないんだけど、東京行きが決まった日から飛行機に乗るまでの悠久にも思えるほどの日々が「もうちょっと」に詰め込まれていて、なんか感傷的になっちゃった。待ち遠しかったね。


・ということで、羽田空港に着きました。普段出勤しているよりも早い時間の平日に東京にいるのはうれしい。

・迎えに来てくれた友だちと、行き先がディズニーランドのバスに乗る。30分くらい高速道路を走ったら着いて、意外と距離が近かった。同乗しているみんながこれからディズニーランドで遊ぶらしい。5分間隔とか10分間隔で運行していたし、わたしたちが乗った便もほぼ満席だった。ディズニー恐るべし。

・着くと灼熱で、とりあえずコインロッカーに荷物を預ける。コインロッカーの熱のこもり方、嫌だった。コインロッカーってどっこもめちゃくちゃ嫌な暑さなのなんなんだ。快適なコインロッカーを知りたい。

・持ち物検査を通過して、ディズニーランドに突入した。いきなりアーケードの街並みがめっちゃメルヘンチックでよかった。パステルカラーの店構えがかわいい。

・ちょっと歩くと視界にシンデレラ城が飛び込んできた。画面上では見覚えがありまくるものを生で見れるとやっぱりうれしかった。シンデレラ城って日本のお城と明らかに違って、スタイリッシュな細い塔みたいなのがいっぱい繋がっている感じの作りでかっこいい。

・この時点でもう32〜33度はあったと思うけど、初めてのディズニーでかなりテンションが上がっていたので、苦痛はぜんぜんなかった。乗りたいアトラクションを探してウロウロしていたら、なんかベイマックスのパレード(?)みたいなやつが始まったので、ちょっと近づいて見に行った。なんか、でかい車から水を放出しまくっていた。なぜベイマックスがでかい車から人間に向かって水を放っているのかは分からないけど、大きい音と共に放たれる水の勢いがたのしいのでそんなことはどうでもよくなった。

・ちょっと濡れたので、長い並びにも耐えられるでしょうと踏んでバズ・ライトイヤーのシューティングのやつに並んだ。直射日光の下で並ぶ時間がけっこうあったので、並び始めて5分くらいでもう暑すぎて帰りたくなってきた。しかし周りのみんなもがんばっているのだからというブラック企業のような心持ちで並び続けること40分、ようやく最初のアトラクションを体験できた。難しすぎてぜんぜんポイントが取れなかった。一緒に乗った友だちはわたしより560,000点くらい高得点を取っていた。そんなに差がつくことあるんだ。

・明らかに暑すぎるので、体力をつけて午後のアトラクション巡りに臨むため、11時半ごろに早めの昼ごはんをとるためにまたウロウロした。案内してもらう立場にもかかわらず、あれでもないこれでもないと提案を却下し続け、カレーを食べに行った。わたしはカレーが好き。あと米を食べたかった。

・ハングリーベアという名前のカレー店は、席数は非常に多いけどそれ以上に客数が多く、わたしたちが行く頃には注文の列の前に入店の列が組まれていた。スタッフのおねえさんも、さすがに暑すぎてうんざりと言った様相だった。

・カレー、おいしかったな〜。普段飲食店で食事をするときは、水かアルコール以外の飲み物は選択肢に入らないけど、テーマパークにいるとジュースを飲むのが正しい気がしてきて不思議だった。

・カレー屋を出て、ビッグサンダーマウンテンの近くの喫煙所へ。ディズニーの喫煙所は仄暗い空気が充満していて現実に引き戻される、というけど、みんなの会話がかなり低い声でされているのはその大きな要因の一つのような気がする。ディズニーランドのスタッフやキャラクター達は、期待される振る舞いを演じている部分が少なからずあるとは思うんだけど、喫煙所では誰も演じている人がいない。演じている人が少ない場所は日常的なのかもしれない。

・清掃のスタッフが途中で入ってきて、「清掃しますので喫煙が終わった方は速やかに退室のご協力お願いします!」と促していたので、喫煙が終わったわたしたちはそそくさと喫煙室を出たんだけど、「ご協力ありがとうございました!」と感謝されて、喫煙所から出るだけでも感謝されるディズニーってすごいな…と思ったし、そう言ってた。

・喫煙所を出ると、酷暑のせいかいつもより並びの少ないビッグサンダー・マウンテンに並ぶ。1組前に並んでいったカップルが、「もうちょっと涼しくなってからこよう」と引き返していたのを見て、ビビりながら並んだら、直射日光に当たる羽目になったのは2,3分くらいで、あとは屋根の下にいられたから思ったよりも楽勝だった。乗降誘導のスタッフの神がかり的な指示のおかげでめちゃくちゃスムーズに乗り降りが進行したっぽい。

・ビッグサンダー・マウンテンはあんまり怖くなくて、楽しい系のジェットコースターだった。すぐ後ろに乗っていた女性がめちゃくちゃビビっているリアクションがおもしろくて臨場感が上がって楽しかった。

・次は近くにあるスプラッシュ・マウンテン。乗車のための列の最後尾が絶望的な位置にあったものの、どこかのタイミングでは乗らなきゃいけないので、覚悟を決めて並ぶ。暑すぎ。避暑グッズを持ってきておくべきだった。この日最長となる25分くらいの直射日光を浴びながらも、なんとか元気に屋内に突入。そこからは快適だった。

・スプラッシュ・マウンテンはびしょ濡れ期間というやつで、いつもよりかぶる水の量が増やされているらしい。心して挑んだら、パイ投げみたいに顔に強い衝撃波の水が飛んできた。スプラッシュ・マウンテンの水は顔のあらゆる場所にしみることがわかった。

・真夏の日差しと言って差し支えないなか、2つ続けてアトラクションを遊んだため疲れすぎていたので、メロンフロートを食べて休息。

・メロンソーダの色が明るい気がするけど、いつもそんなことを思うような気もする。チョコがミッキーのかたちでかわいいね。

・休憩→煙草→アトラクションの最高のリズムを手に入れた上に、ここからはプライオリティパスを取っておいたアトラクションが続くので、並びがカットされて非常に楽だった。

・スペース・マウンテンは、事前に母に聞いたらよかったアトラクションとして挙げてくれたもので、期待して乗ったらたしかに最高だった。行き先不明のジェットコースターって楽しいな。スペース・マウンテンは7月で営業終了になってしまうらしいので、おそらく今回で乗れるのはラストだ。母の記憶とわたしの現在が繋がったような不思議な感慨があった。

・次は時間の調整も兼ねて、スティッチとお話できるアトラクション。当たり障りなくアトラクションに参加していたら、みんなの前で、名指し(服装指し?)で指名された。スティッチとちょっとだけおしゃべりできた。ちなみにわたしは今日、グレーのスティッチのTシャツを着ていました。

・次はプライオリティパスでホーンテッドマンション。わりとゆったりしたアトラクションだったけど、作り込みが凄まじくてその作業量を思うだけでも気が遠くなりそうだった。

・ホーンテッドマンションのすぐ隣にある、イッツアスモールワールドも、すぐ見れそうだったので見た。正と負の記号が入れ替わったようなアトラクションが並べて配置されているのはおもしろい。

・最後に乗ったアトラクションは、プーさんのハニーハントだった。ディズニーの代名詞的なアトラクションだと勝手に思っていたので期待しつつ乗って、めちゃくちゃおもしろかった。なにあの軌道!?乗り込んだ機体によって分岐があるのってどうやってるのかぜんぜん分かんない。磁石とか使ってんのかな。使ったとてどうするのか分かんないけど。

・ハニーハントが終わると20時近くになっていたので、その辺の地べたに座ってパレードを見る。ミッキーの乗っている豪華絢爛な乗り物が、10分くらいその場で止まってミッキーが狂ったように同じ動きを繰り返していて怖かった。どうにかなっちゃいそうだったけど、普通に進み始めて何事もなかったかのようになったのが一番怖かった。


・そんな感じで、やっぱり一日じゃぜんぜん回りきれなかったディズニーに名残惜しさを抱えつつも、21時になってしまったので帰ることになってしまった。たのしかったな〜。ディズニーランド。そりゃみんな行くよ。

・ホテルに向かう交通手段がおしなべてぎゅうぎゅう詰めだった。楽しいことが終わったあとの
電車とかで疲れるのが一番疲れる。

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