意味があること、もの
先月、長野市内のセミナーに行ってみた。
セッション1の山口 周さんは、一度お話を聞いてみたかった方。
行ってよかったです。
現場に近いところで長く仕事をしてきて、なんとなくぼやーっと感じていたことを整理できた2019年に出会って良かった本です。
セッション1 講師 山口 周 さん
「役に立つ」→「意味がある」
〜昭和的優秀さの終わりの始まり〜
昭和:問題がたくさんあった →解決できればビジネスになる。
→正解を出す人が優秀
今:問題が少なくなってきている。
→解決する能力が過剰になってきている。
・役に立つが評価されず、個人にとっての「意味」が重視される。
・日本企業は、「役に立つ」ことを目指した。
→ある一定のところまでいくと望まれなくなる・・・レッドオーシャン
・「役に立つ」のメモリを上げてもお金にならない。
4Kから8Kのテレビが出てきて、2倍の値段にしても買う人がいない。
大抵の人は、 4Kで十分
・役に立つを追求しすぎると、役に立たなくなる。
(例)65個のボタンのテレビリモコン・・・ほとんど使わない。
・MBAの出願件数が、減り続けている。5年前の半分に。
→逆に美術系大学院に経営層を派遣して学ばせる時代に。
→MBAは、経営管理を学び正解を出すことを目指す資格だが、通用し
ない時代になっている。
過剰なモノの価値は低下し、希少なモノの価値が上昇する。
(過剰なモノ)
正解、ソリューション、利便性、データ、説得、新しさ
(希少なモノ)
意味、情緒、ロマン、ストーリー、共感、懐かしさ。
発地型観光から着地型観光への流れと置き換えるとスッと入ってきます。
希少なコト、モノを地域の方と一緒に掘り起こすことが、重要。
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