データベースの種類

今回は、データベースの種類について解説します。

データベースの種類

データベースの代表的なものとして、「階層型データベース」、「ネットワーク型データベース」、「リレーショナルデータベース」の3つがあります。
現在では、リレーショナルデータベースが最も一般的です。

階層型データベース

設計

階層構造（木構造）によってデータの構造を表現します。
データ操作において、親レコードと子レコードを結ぶポインタを辿ることで、1つのデータを取得することができます。

特徴

ある親レコードに対して子レコードは1つ以上存在します。しかし、子レコードに対して親レコードはただ一つだけ存在します。

ネットワーク型データベース

設計

データ操作において、親レコードと子レコードを親子組（セット）として、親子間や兄弟間のリンクを辿ることで、1つのデータを取得できます。

特徴

親レコードと子レコードとの間に「多対多」の関係が成り立つ。つまり、親レコードは複数の子レコードを持つことができ、子レコードも複数の親レコードを持つことができます。

リレーショナルデータベース

設計

データの集合を平坦な2次元の表で表現します。

データ操作において、結合によってレコード間の関連付けを行います。

1つの表の1つの行別の表との関連付けは、値の一致（外部キーと主キーなど）によって行われます。

特徴

親レコードと子レコードという関係を持ちません。

レコード間を結ぶポインタやリンクがありません。

まとめ

データベースには、主に「階層型データベース」、「ネットワーク型データベース」、「リレーショナルデータベース」の3つがあります。

それぞれの特徴を知り、適切な使い分けをしましょう。