格ゲー用にVICTRIX PRO BFG(PS4/PS5/PC対応パッド)を買った

経緯

買いました。

EVO Japanでの販売も確定したので、気になってる方向けに格ゲー視点で書いていきます。
※3/15専用アプリの更新が来て背面以外のボタンもキー割り当てが可能になりました。

※4/3追記:キー割り当てに「無効化」が選べるようになりました。それに伴い、記事内の無効化に関する文章を変更しました。

直近のパッド使用歴
DUALSHOCK4、DualSense、HORI ファイティングコマンダーOCTA

仕様

上記ツイートより引用
米Amazonより

無線接続用ドングル、有線接続用Type-Cケーブル、換装用ドライバー付属。
前面のボタン等が換装可能なのが特徴で、一式揃った状態で購入可能。
重量は260g程度で、DS4よりちょっと重めでDualsenseに近い。
入力遅延は5ms(公式記載)。

前面左側は[方向キー+左スティック]の上下を入れ替えられ、右側は[4ボタン+右スティック][4ボタン+R1R2の6ボタン]を入れ替え可能。
これらのモジュールはいずれ個別に購入できるようになるらしい(時期は不明)。

コントローラー側の操作でボタン設定を最大3つまで保存・切り替え可能。
対戦中の誤爆防止としてホームボタン等をロックする機能あり。

[4ボタン+右スティック]

ボタンはDualsenseよりちょっと固いくらい。
ボタン同士の間隔が純正より狭く、親指の移動距離を抑えて各ボタンにアクセスできる。

[4ボタン+R1R2の6ボタン](FIGHTPAD)

ボタンはFIGHTPADと印字されてるだけあり軽く、ファイティングコマンダーOCTAに近い操作感。
ボタン配置が内側に偏っており、慣れるまでは違和感があるかも?

方向キー

3種類のカバーを選択可能。ひし形カバー>十字+斜めガイド>十字の順で斜めが入れやすい。

アナログスティック

デッドゾーン設定可能。
軸の部分が3種類から選択可能。PS4-5風の頭が凹んだもの、PS1-3風の頭が丸いもの、FPSの精密操作用?の軸が長いもの。
また、斜めを入れやすくする8角ガイドも2つ付属。
軽い力で操作可能で、ある程度使用したDS4/Dualsenseくらいの柔らかさ。
個人的にはかなり好みの操作感。

4/3追記:スティックの枠/縁/ガイド部分までの幅はDS4より少し広め。

LRトリガー

物理的な深さがコントローラー側の操作でロック可能。
めちゃくちゃ柔らかい。浅いロックをかけていると全ボタン中最も軽い力で押せるし、なんなら触れてるだけで暴発するくらい敏感になる。

背面パドル

実質レバーレス?

このコントローラーが注目される理由の一つ。
割り当ては方向キー上下左右、タッチパネル、オプションといったもの含めてほとんどのボタンが可能(アナログスティックの上下左右は不可)。
また、この設定はアプリを介さずコントローラーの操作のみで設定可能。暴発が気に入らなければその場でボタンを封印したりできる。
普通に握った手の指にちょうどひっかかるように配置されている。
暴発防止のためか最も固い。力がいる分入力を離すのも遅れるため、方向キーを配置してレバーレス特有の高速ダッシュやジャンプを再現するというのは難しそう。

各ボタンの再マッピング(割り当て)機能

ここで生やさないとR3が無い

シェア・オプション・ホームボタンを除き方向キー含むほとんどのボタンが割り当て可能。

使用していて感じた問題点と解決方法

背面パドル以外のボタンの役割を消せない(4/3追記)

今後のアップデートで解消される問題だと思いますが、CPTやEVOといった大型大会ではボタン設定に関するルールが厳密に定められていることが多く、設定次第ではルールに抵触するため、ボタンの役割消去ができないのは危険だと感じました。

攻撃行動として使用できる入力系統は最大8個までとする。ただし同じ攻撃行動を複数の入力系統に割り当てることはできない。例えば、弱Pボタンを2つ以上設置することは認められない。攻撃行動の入力系統が8個を超えるコントローラーを使用する場合は事前に不要な入力系統を攻撃行動として使用できないようにする措置を行わなければならない。なお、ゲーム中の『コントローラー設定』で攻撃行動の入力として使用できないボタン(DUALSHOCK 4のL3、R3ボタン等)については上記対象とならない。

CPTルールより

現時点での解決策としては[(DUALSHOCK 4のL3、R3ボタン等)については上記対象とならない。]を参照し、役割を消したいボタンをL3/R3/タッチパネル等に設定、対戦時のキーコンフィグに割り当てないことで対応できそうです。
4/3追記:無効化できるようになり、この問題は解消されました。

Fightpad(6ボタン)の配置が中央寄り

PRO BFGのFightpadはボタンがコントローラーの持ち手からかなり遠い内側に配置されています。


DUALSHOCK 4
ファイティングコマンダーOCTA
PRO BFG

これは個人の感覚に過ぎませんが、この感覚がかなり奇妙で他のコントローラーよりも手首や親指のホームポジションが見つけづらいと感じました。
アケコンのような右手を上から被せる持ち方想定だったり、海外での手のサイズ等の平均が異なることが理由でしょうか。
できれば、FIGHTPADの印字の部分のスペースまで移動・ロック可能だと良かった…
解決策ですが、4ボタンだけ扱うのであれば□△○×の配置を右にずらせばしっくりくると思います。

重い

これも個人の感覚ですが、重みによって背面パドルや敏感なLRトリガーがまあまあ暴発します。
また、重心の関係かDualSenseの感覚でLR4つに指をかける(薬指と小指で支える)持ち方をすると指の負荷がかなりあり、長時間の対戦が難しかったです。
ただ直近で使用していたのが軽いファイティングコマンダーOCTAだったので過剰反応かも?
体を鍛えれば解決する話だと思うので頑張ります。

使用感(後日)

3/15のアップデートまでは背面パドルとFightpadが大会ルールに抵触する仕様だったためボタン割り当て無し+左PS配置+右デフォルト中心で使用していました。

とりあえず方向キーとアナログスティック操作、LRトリガーの操作感は良好で純正よりも好み。方向キーとアナログスティックのXbox配置は方向キー操作時にアナログスティックがかなり邪魔だったのでPS配置に。
[4ボタン+右スティック]のボタンは固く印象悪。Fightpadに期待。

アプデで問題は解消したと思われるので、より具体的な感想は左PS配置+右Fightpad+ボタン割り当て使用で使ってから書きます。

4/3追記

ある程度使用したので感想。
今のところDS4の上位互換に近い感じで好感触です。
特に軽いアナログスティックによる歩きガードの精度が格段に上がり、GBVSでの立ち回りの被弾率低下に繋がりました。
ただしスティックの可動域が他のパッドより広いため端まで倒すような操作をしていると入力が遅くなってしまうのはバッド。基本的にはわずかに倒す程度で操作してるので気にならないが、中下や下がりしゃがみ連打などの操作を長時間する状況でのミスが増えた気がします。

ボタンはFightpadに変えてから軽く良好。強いて言うならボタン形状の都合で同時押しが少しズレやすいのが気になった。ここはレスポンスも含めてファイティングコマンダーのほうがいいと感じます。

トリガーのレスポンスは今までのデバイス中一番の良さ。ただ浅くしすぎると感度3000倍になり力んだ入力で暴発することあるので注意(EVOJでやらかしました)。

背面ボタンはEVOJの準備には時間が足りなかったのでまだ未使用ですが、十字キー入力とL3R3をトリガー・背面ボタンに配置する予定です。


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