退職するかもしれない自分
ある夜、某広告代理店のアートディレクターに気に入られ、転職の機会を得る夢を見た。「ウチ来ればいいじゃん」。夢の中の僕はまんまと流されそうになっていた。声を掛けてくれたその人に、ものすごく媚びていたのだ。
確かに僕は、大学生の頃から広告代理店のアートディレクターという立場に憧れていた。つらい就職活動を経てなんやかんやあって制作会社に入ってもうすぐ7年。デザイナーとして頑張ってきた。仕事は順調で、周りから信頼されている実感もあった。
しかし2018年の夏頃なんとなくマンネリを